壁新聞道場!

壁新聞道場!

【2024 壁新聞道場!】たのもーーーう!高知県

高知県からは香美市こどもエコクラブから4枚の壁新聞の応募があったよ!
池田師範よろしくお願いします!

香美市「香美市こどもエコクラブ」

「Happiness」
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「エコサンフラワー」
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「あきらめずにがんばる4人組」
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「ミドレンジャー」
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Happinessのみなさんへ

師範から一言!
エコクラブ10年の活動のまとめとなるような中身の濃い新聞になっています。
小学校2年生のときに「楽しそうだったから」という理由でエコクラブに入って、今では香美市の山や川を守っていきたいという想いにつながってきたというのは、エコの活動でも楽しさが必要だということを身をもって実感したのだと思います。
室戸でのキャンプでは、自分たちで計画をたててプログラムを実行できたというのはすばらしいことだと思います。計画するときに、楽しさをもりこみつつ環境への気付きにつながるアクティビティを考えるのは大変だったことでしょう。私も計画を立てるときはあれこれ考えて、下見に何度か足を運んで時間配分なども確認しています。海岸にはゴミがいっぱいだったようですが、海辺ならではの楽しいものも見つかりましたか?私も高知県での夜の昆虫観察をやってみたいです。
さおりが原は調べてみると標高1000m以上であり、東京で生き物が多様で有名な高尾山の標高599mと比べてもかなり高く、平地とは植物や昆虫もちがうものが生息していそうですね。長い間、保護柵を作ってシカの食害から守るための活動を続けてきた成果として、一面ピンクのマネキグサが咲く光景をみたときは感動したことでしょう。みやびの丘にもシカの食害が出ているということで、香美市は野生シカが非常に多いことが分かりました。シカ肉を使ったハンバーグは美味しかったようですし、適正な個体数のシカと共存できるといいですね。私も最近は野生シカの製品をみかけると買って使っています。
3人それぞれの感想と今後の想いを頼もしく拝見しました。自分で体験したことは、他の人に伝えるときに、説得力があり熱い想いもいっしょに引き継げると思いますのでこれからもいっしょに頑張りましょう。 

とっておきのゴシドウ★
人口林(スギ、ヒノキなど)で植樹した木が成長してくるとこみいってくるので、木を間引くことが間伐です。念願の体験ができて良かったですね。間伐した木がどのように加工される場所まで運ばれてくるかも見学できましたか?切った場所にもよりますが、日本の山は急斜面が多いので運び出すのも大変なのです。日本の山を元気にするためにも間伐材の利用が増えていくことを期待しています。

地域事務局からの応援メッセージ【高知県】
いつも小学生たちの頼もしいリーダーとして、みんなを見守っている高校生たちが、エコクラブに入ってからの10年間の環境活動をふり返り、まとめてくれました。
今年は、自分たちで企画・運営した環境イベント「よってたかって香美市でエコ! 2023」を成功させました。自然の面白さや楽しさを感じながら、後輩たちに活動を繋げてもらいたい思いがあふれています。 


エコサンフラワーのみなさんへ
師範から一言!
新聞の真ん中に大きくえがかれた地球、クジラ、シカ、イノシシ、チョウとイモムシなどのイラストが目にとびこんできます。木の食害でこまっているシカも地球の一員であることを感じました。
高知県はニラの生産量が日本一なのですね!高知県の中でも香美市の生産が多いことを知りました。19種類ものニラ料理の写真をみると、いろいろな食べ方があるんだなぁとあらためて思います。目標は30種類のニラ料理ということなので、作ってみておすすめの料理があれば教えてください。
物部川で、えびたまをつかった魚とりはとてもおもしろそうです。テナガエビのハサミのついた脚はうまく動かせるのだろうか?と思うほど長いですよね。触角の長さも他のエビよりも長く、しきりに動かしてまわりにエサがないか探しているようみえます。触角の長さとハサミのついた脚の長さを比べると同じくらいなので、触角でみつけたエサを体を移動しなくても捕まえることができるように脚が長くなったのかもしれませんね。水生生物は動きを観察しているとあきません。
ecoeatというお店は知りませんでした。スーパーでは賞味期限が近づいてきたパンを安く売っていることがありますが、ecoeatには缶詰や季節性のある物を安く売っているのですね。ネットで調べてみると意外と近くの駅にありました。食品ロスにつながる取り組みなので、今度近くを通ったときに店をのぞいてみようと思います。
「草とりコミュニティー」のチームに分かれて草をつみあげたタワーの高さを競争するというアイデアはおもしろいですね!草をたくさんとろうというモチベーションが高くなりますし、タワーにするとなるとどのように積み上げたらいいか友達と協力しながら工夫が必要ですね。継続的な取り組みには、このように楽しみながらする工夫が参考になります。 

とっておきのゴシドウ★
ビーチコーミングでは海辺にうちあげられた貝がらなどを見つける楽しみがありますが、ゴミばかりがたくさんあると残念ですね。近年マイクロプラスチックが海の生き物に与える影響に人が気づいて海にうかんだゴミを回収する取り組みも行われています。ゴミをへらす活動として、3R(リデュース・リユース・リサイクル)という言葉を聞いたことがありますか?新聞に書いてくれた"ごみになる物を減らす方法"がこのどれにあてはまるのかを考えて、リデュース→リユース→リサイクルの順番で進めてみてください。

地域事務局からの応援メッセージ【高知県】
テーマの「山・海・食のつながり」をイメージした中央のイラストが、とてもすてきです。
それぞれのイニシャルのついたエコまるファミリーは自分たちの分身でしょうか?3人それぞれが興味を持ったことを調べ、積極的に行動している姿を頼もしく思います。 今後の活動が楽しみです。


あきらめずにがんばる4人組のみなさんへ
師範から一言!
新聞の上から下に「スタート」から「ゴール」まで17の活動内容が書いてあり、楽しい活動がたくさんあるので、私もいろいろとやってみたいテーマがありました。
その一つはジビエ料理です。野生のシカが増えて山の植物に被害が出ているのは関東も同じですが、まだジビエ料理は食べたことがありません。今回は"おいしさはふつうでした"ということですが、ぜひおいしい食べ方を考えて教えてください。
ツノトンボは私も今年、久しぶりに見つけました。しょっかくが長いということによく気付きましたね!トンボににていますが、実はトンボとは別の仲間です。幼虫もトンボのヤゴとはちがって、アリジゴクのような形をしているので探してみてください。
ヒラタクワガタをゲットはうれしくなりますね!私は昆虫の中ではクワガタが一番好きなので、いまだにクワガタをみつけるとうれしくなります。樹液(じゅえき)のにおいは覚えましたか?一度覚えると近くに樹液が出ている木があると、においで分かるようになります。
キアゲハの幼虫は庭のどんな植物についていましたか?アゲハというとミカンの木を思いうかべますが、キアゲハはセリ科の植物につきます。チョウの幼虫を探すには、幼虫が食べる食草を覚えておくとべんりですよ。私も最近アオスジアゲハやツマグロヒョウモンといったチョウが蛹になって羽化するのを観察しました。幼虫と成虫の間に蛹になる昆虫は、短い時間でまったく異なる形になるのでほんと不思議ですよね。
 海など自然の中でゴミがたくさん落ちているのは残念なことです。ひろったゴミをみると外国から流れてきたものもあったようですね。自分たちができるアクションをすることが大事なので、"ポイステをしない"ことをみんなで守っていきましょう。

とっておきのゴシドウ★
昆虫トラップはいろいろな方法を試しましたね。私はライトトラップに集まる虫が好きですが、ライトなどの準備が大変なのでなかなかできません。夜は昼間に見つけることができない昆虫と出会うことができたと思います。ライトトラップには大小さまざまなガやクワガタムシなどもきます。また昼間いた昆虫が夜どのようにすごしているか探すのもおすすめです。夜はチョウやトンボはどこにいるのでしょうか?また、どのような体勢で夜をすごしていると思いますか?夜の観察もぜひ楽しんでみてください。

地域事務局からの応援メッセージ【高知県】
1年間の活動を順に分かりやすく、まとめてくれました。みんなで協力した活動のなかで、いろんな発見があったようですね。 大好きな生きものとつながっている環境を守るため、 これからもいろいろな活動にチャレンジしてください。応援しています!


ミドレンジャーのみなさんへ
師範から一言!
未来の自然を守るためにたくさんの活動をしてくれました。
木毛(もくもう)を作っている工場の写真をみると、たくさんの木毛が積み上がっていて、木の香りがあたり一面に広がっていたのではないでしょうか?私は木の香りが好きなので、身の回りのものに木製品を選んだり、木毛か分かりませんが糸状になった木の緩衝(かんしょう)材を使ったりします。色々な木の種類の木毛を手にとって香りをかいでみたくなりました。
ジンデ池は「一人の少年がうったえたおかげで取り壊しはなくなった」と書いてあったので、インターネットで調べてホームページを見つけました。生き物調査という行動をおこすことによって、池の生物多様性を守ることができたようですね。これからも生き物のにぎわう池でありつづけるように活動を続けてください。
シカの食害で、さおりが原の植物が深刻な状況であることを知りました。シカの被害は関東でもふえてきていて、ネットで植物を囲っている光景をみる機会がふえてきました。植樹はどのような木を植えたのかな?小さい苗の頃はシカから守るだけでなく、雑草を定期的にとりのぞくことも必要です。植樹した木の成長と木のまわりの様子をたまに見にいってみてください。
間伐(かんばつ)体験で切った木は針葉樹(しんようじゅ)かと思いますが、植樹した木が成長してくるとこみいってくるので、木を間引くことが必要になってきます。間伐材でもりっぱな木ですので、間伐材の利用がひろまってくれることを願っています。

とっておきのゴシドウ★
日本では昔植えた木の多くが利用されない状態で山に残っているので、50年以上たっているものが半分以上あります。木は植えてから20年くらいの若いときの方が二酸化炭素をたくさん吸収するので、50年以上たった木をどんどん利用して、代わりに新しい木を植樹することで元気な山をたもっていきたいですね。
アユの産卵はどんな川でも見られるわけではないので、よい経験をしましたね。ふかしたアユの子供は海にくだって成長するとまた川をのぼってくるので、産卵する場所だけでなく川の上流から下流、そして海の沿岸(えんがん)までの環境が大切です。地球温暖化によって水温が変化するとアユの移動に影響(えいきょう)がありそうですね。魚ではありませんが、今年は11月にカマキリの卵がふかしてしまっているのをいくつも見ました。これから冬をむかえる時期にふかしてしまったカマキリの子供たちは冬をこせないでしょう。地球温暖化の影響がいろいろな生き物に影響をあたえてきています。

地域事務局からの応援メッセージ【高知県】
山・川・海・生活の自然や環境に関する取り組みを、分かりやすく、まとめてくれました。 
体験だけでなく、気づいたことや、今後こうしたいなど、今後の活動についても自分の考えをしっかりと発表してくれました。今後の活動も期待しています。 

池田師範、ありがとうございました!次回はどこの地域かな?お楽しみに!

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