2024.11.20 掲載
茨城県からは逆川こどもエコクラブから9枚の応募があったよ。今週は3枚をご紹介。
久松師範よろしくお願いします!
茨城県 その1
水戸市「逆川こどもエコクラブ」
すごいぞ!ヒヨドリ‼ SDGs |
絶滅危惧種の鳥‼鳥を守ろう SDGs |
2023夏 激アツの夏 今こそ楽しくエコ活しよう! SDGs |
すごいぞ!ヒヨドリ!!の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
ヒヨドリの成長の様子が手に取るように伝わりました。何といっても、卵から巣立つまで、写真とあわせて記録をとり続けました。約1カ月の期間に、急激に成長するのがよく分かりました。壁新聞の記事を見るだけでも、そのすごさが感じられますから、実際に観察できた事、とても素晴らしい経験だったと思います。私の家では、ツバメが毎年巣作りをします。ヒヨドリと同じように、あっという間に巣立っていきます。鳥たちのすごさを、改めて感じることができました。
巣立った後の巣を調査した記事も、いいなと思いました。生きものの生態は、それ自身を調べるだけでなく、間接的な調査からも様々な知見が得られます。巣の調査からも、ヒヨドリの生態の一端が見えました。"うんち"や"脱皮殻(虫の場合)"などの調査も興味があります。これからも、様々な角度から生きものをみてあげてください。
専門家へのインタビューもおもしろかったし、中央の切り絵も素敵でした。興味がわく、話題が掲載できた新聞で、とてもおもしろかったです。
とっておきのゴシドウ★
写真を効果的に使い見るだけでも楽しい記事に仕上げたこと、文章を枠でくくったり表にまとめたりして内容をコンパクトにできたことなど、見やすさにも心を配りながら壁新聞を仕上げてくれたと感じました。自分の手でまとめていることも、好感が持てます。そして、1番よかったことは、自分で経験したことを記事にまとめることができました。この自然とのかかわりは、きっと心に残ることになるでしょう。
壁新聞としても、読み手を思いながら作成してくれたので、"ゴシドウ"する点もあまり見受けられません。強いてあげるなら、小タイトル(小見出し)の大きさを大きくしたり、全体の内容を見渡せるリード文をつけたりするのも、ひとつの考えです。参考にしてください。
気持ちが伝わる新聞でした。次にも期待してしまいます。
絶滅危惧種の鳥!!鳥を守ろうの新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
鳥への思いが伝わる壁新聞です。今、いろいろな鳥たちに、さまざまな危険にさらされています。「絶滅危惧種」という言葉が生まれたのも、鳥をはじめとする生きものの多くが、絶滅しそうだからですね。最近では、かつて普通に見ることができたスズメなども、少なくなってきたのではないかと心配されていますね。生きもの全体が住みにくい環境になっているのでしょうか?絶滅危惧種の鳥のことを考えることを通して、生きもの全てにとって住みやすい環境とはどういったものか、考えていってほしいと思いました。
絶滅危惧種が増えないようにするにはどうしたらよいかについて、自分で考えてくれました。実現できるかどうか難しいアイディアもありますが、考えを捻出することは大切です。これからも、生きものについて考えていってください。
とっておきのゴシドウ★
絶滅危惧種の鳥について、いろいろな視点からまとめることができました。また、コーナーごとに色分けをしたり、図を効果的に配置したりしました。それぞれのコナータイトルも、分かりやすい言葉にまとめられていると思いました。
ところで、逆川こどもエコクラブのみんなが活動している地域では、どんな鳥が見られるのでしょうか?
その中にも、絶滅危惧種に指定されている鳥がいるかもしれませんね。絶滅危惧種の指定は、全国の視点から指定されたものと、茨城県の視点から指定されたものがいますから、両方チェックするのもいいでしょう。
自然環境の保全を考えるとき、自分たちの住んでいる地域にどんな生きものがいて、それがいまどのような状態になっているかを知ることは、とても大切なことです。ぜひ、地域の鳥の様子を調べ、まとめていってください。自分たちで、今何ができるかが分かってくると思います。そして、新たな発見を、壁新聞の記事にまとめること、期待しています。
2023夏 激アツの夏 今こそ楽しくエコ活しよう!の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
なんとも激熱な見出しに注目してしまいました。今年の夏を振り返って、今更ですが温暖化のことが心配になった夏でしたね。それを思い出して、早急に行うべきことは何なのか、自分たちでできることをまとめることができたと思います。
私事ですが、猛暑日が続き野外での観察会ができない時がありました。そんな日でも、森の中は比較的涼しく、昆虫を観察することができました。樹木の大切さを、改めて知ることができたように思えました。今年の夏は、暑さによっていろいろな事を考えさせられることになってしまいましたね。
そこで、自分たちに何ができるか、実現可能と思われるアイディアをたくさん考えてくれました。"大人編"と"こども編"にわけたことも、ひと工夫ですね。
ストーリーが追いやすく、分かりやすい紙面構成でした。
とっておきのゴシドウ★
新聞の配置ですが、目をひくタイトルに続き、大きめの字で、この新聞の内容を簡潔に説明してくれました。そして、具体的な考えは、写真や図を交えて詳しく記されていました。読みやすいページ割で、良かったと思います。まとめるとき、内容を入れ込みすぎて文字が小さくなってしまいがちですが、それを抑えてスッキリした紙面になりました。
ところで、取り組み提案の内容ですが、こども編では、クラブの宣伝が、ちょっと目立ちすぎたかもしれません。なぜエコ活動につながるのか、その理由が書かれているとよかったですね。大人編では、面白い視点で電気自動車の活用が記されていました。皆さんのアイディアに感心しました。
壁新聞は、身近なことを振り返り、自分なりの観察や意見が書かれていると、興味がわきます。これからも活動を進めてください。
久松師範、ありがとうございました!次回はどこの地域かな?お楽しみに!
茨城県 その1
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2023年の壁新聞道場一覧はこちら https://www.j-ecoclub.jp/kabe/202403312023.html
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