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【2024 壁新聞道場!】たのもーーーう!茨城県 その3

2024.12.25 掲載

茨城県からは逆川こどもエコクラブから9枚の応募があったよ。今週は3枚をご紹介。
久松師範よろしくお願いします!

茨城県 その1 その2

水戸市「逆川こどもエコクラブ」

水戸の鳥を知ろう バード新聞
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動物福祉新聞
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プラ丸新聞
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水戸の鳥を知ろう バード新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
逆川こどもエコクラブのみなさんが、いつも活動している場所での鳥の姿を知ることができました。夏にはフクロウのなかまのアオバズクが、冬にはオオハクチョウなどの冬鳥が観察できるのですね。その他にもたくさんの鳥がいて、四季を通して鳥をよく観ていることが、伝わってきました。
新聞では、場所の違いでどんな鳥が見られるかを、紹介してくれました。水辺、市街地などを比べて新聞に記すことで、環境の違いで鳥の種類も違ってくることに気付いたのではないでしょうか!新聞にまとめることで、新しい気付きがありました。
それから、写真をたくさん使ったことも効果的でした。私は、鳥の種類をよく知らないので、視覚的に紹介して助かりました。また、みんなが活動している様子も分かりました。大勢のなかまとの取り組みは素敵ですね。

とっておきのゴシドウ★
水戸に生息する鳥たちの生活の一端を知ることができる新聞です。みんながいつも活動している所で、どんな鳥が暮らしているのかを想像することができました。
ところで、茨城では200種以上の鳥を見ることができるようですが、水戸では何種くらいの鳥が見られるのでしょうか?また、他の地域と比べると、どんな違いがあるのか知りたくなりました。千波湖と逆川緑地で記録できた種数だけでも紹介すると、生きものの情報としても価値が高まってきますね。
生きものを調べるとき、いつ、どこで、だれが記録したかは、とても大切な情報です。新聞でも、具体的な記録を示すことが大切です。新聞に、このような情報が加わると、より裏付けがある記事に生まれ変わります。このことを意識すると、新聞に加える内容が分かってきますね。
千波湖や逆川緑地に、たくさんの鳥がきてくれるといいですね。活動を続け、壁新聞などで広報していってください。期待しています。

動物福祉新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
私たちヒトの生きものとのかかわり方について、難しい問題を分かりやすく伝えてくれました。
アニマルウェルフェアとは、家畜を快適な環境下で飼養することで、家畜のストレスや病気を減らして、家畜に健康的な生活を送らせる取り組みであることが分かりました。家畜には‟5つの自由"があることを受けて、工場的生産システムで飼育される家畜の問題点を、分かりやすくまとめました。アニマルウェルフェアについて、かなり勉強していると感じました。動物愛護は人が動物を愛し大切にすることですが、アニマルウェルフェアは人の感情ではなく、動物を主体として動物の生き方をとらえるようとする考え方です。多くの人に理解していってほしいことですね。
記事では、ペットの殺処分についても取り上げました。茨城県では大きく報道されたこともあり、進展が見られました。しかし、実は私の地区でも野放しに飼育されている犬や猫が、住民に被害を与えているようなことがあり、対応に困っているところです。現状を知り、多くの人の協力が必要な事案ですね。これからも、いろんな形で広報していってください。

とっておきのゴシドウ★
動物福祉の新聞を書くにあたり、アニマルウェルフェアとペットの殺処分について地元の現状を取材してまとめたこと、すばらしいと思いました。現状と課題、それに対する自分の考え方をしっかり記しており、夢物語ではない方向性も示してくれました。
紙面の構成も、良かったと思います。見出しがあり、それに続くリード文が簡潔に記され、具体的な事例を2件紹介してくれました。写真も効果的だったと思います。
この壁新聞を見て、読者がどう反応したかが気になるところです。動物福祉新聞第2号の発刊を期待しています。

プラ丸新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
去年に引き続きの壁新聞でしょうか?プラスチックごみの実態が、きちんとしたデータを基にまとめられました。
何といっても、1カ月に間に武彦くん家のプラごみの量を測り続けたことが立派です。公表されている数字ではなく、自分オリジナルのデータです。そこから現状を把握して、どうしたらよいかについて考えていったことが、素晴らしいと思いました。
1カ月の調査結果からは、ごみの個数が552個あって、重量が3,377グラムだったことや、食品関係のプラごみが多かったことなどが分かりました。まとめ方についても、棒グラフを用いるなど、視覚的な効果も駆使した紙面になっています。家族の食生活の様子を振り返ることもできました。
加えて良かった内容は、プラごみを減らしたらどうなるかシュミレーションしていることです。具体的な数字が示されたことで、現実味がありました。キャラクターが新聞の内容をナビゲートするようにしたことも、楽しい工夫でした。
様々な工夫が、新聞の各所に見られ、伝えたいことがよく分かりました。

とっておきのゴシドウ★
ゴミ削減のポスターではなく、「壁新聞」であるということを意識して、紙面を構成したことが感じられました。また、調べたデータがどのようなものであるか、調査方法を明らかにしてあるので、読者に訴えることができたと思います。
家庭ごみの調査を行いまとめる過程で、いろいろな事を体験したと思います。はかりの使い方は理科の実験、グラフのまとめ方は数学...、ひとつの事を追求することが総合的な学びにもつながりました。
さらに視野を広げたプラごみ調査を期待してしまいます。

久松師範、ありがとうございました!kaigi.pngのサムネイル画像

茨城県 その1 その2

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