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壁新聞道場!

【2024 壁新聞道場!】たのもーーーう!福井県

2024.08.21 掲載

福井県からは鷹巣小学校から3枚の壁新聞の応募があったよ。
伊藤師範よろしくお願いします!

福井市「鷹巣小学校5・6年生」

ジンベイ隊
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TKSグループ
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自然まもりたい
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鷹巣小学校5・6年生のみなさんへ
師範から一言!
ジンベイ隊、TKSグループ、自然守りたいの3つのグループそれぞれで、かべ新聞にまとめてくれました。どの新聞も海を思わせる鮮やかなブルーの中に大きなイラストがバックになり、ポスターのように美しく、とても目を引く新聞に仕上がっています。バックと文字が重なって読みづらいところは、文字の色を変えたり、文字の外側を黒くするなど工夫していることがわかりました。
学校近くの鷹巣の海岸でごみ拾い・ごみ調査を行ってみると、プラスチックごみの多さにびっくりして、いろいろと感じたことがあったようですね。海ごみについて調べたことや考えたことなどをがんばってまとめて、読んだ人たちに海ごみの問題を伝えたいという思いが、それぞれの新聞から伝わりました。
毎年の調査はすばらしいことで、ごみを種類ごとに数える調査は大変だったことと思いますが、大切なことで、その調査によって毎年プラスチックごみの割合が80%前後になることがわかり、海岸にはいかにプラスチックごみが多くて大変だということがどの新聞からも良くわかりました。また、なんで増えたのだろうか?なんで減ったのだろうか?など考えてみたこともとっても大事なことです。
海岸ごみは、季節による違い、前の日の天気による違い、他の人が清掃活動をしたかなどによって違ってきます。4月と7月の2回ごみ拾いを行った時には、7月のごみの数がすごく少なかったのは、4月に活動した成果でごみが減ったことと思えます。みなさんのせんぱいたちの活動の年のことでしたが、同じように、みなさんたちの活動も海のごみを減らすのにおおいに役立っています。年によって多少増えたり減ったりの違いがあるかもしれませんが、5年10年で比べてみると傾向が見えてくると思います。がんばって次の学年のこうはいたちにもつなげていってください。
サイトで調べたことを伝えることも大切ですが、みなさんは、実際に海岸でごみ拾いやごみ調査も行っているので、その時のようすがわかる写真や、ごみを拾いの活動を行って感じたことや思ったことなどもみなさんの言葉で書いて伝えてくれると、もっと身近なこととして感じてもらえることと思います。 

 

ジンベイ隊のみなさんへ
師範から一言!
「地球が笑顔になるために」のタイトルは、みなさんが新聞に書いた思いをうまく表現したステキなタイトルですね。そして、こちらを見つめるジンベイザメと海ガメのイラストもステキです。よく見るとくわえているものが悲しいですがうまく表現してますね。
ごみ調査、マイクロプラスチック調査の様子は、活動の写真もあって、がんばったようすがわかり、よかったです。

とっておきのゴシドウ★
下段には、「調査ではどんどんとごみが少なくなってきているので」と書いてあります。これはとっても良いことで、注目したいことです。でも、よく読まないとわからないのが残念です。「ごみが減っている」などの小見出しを付けると内容がわかりやすくなります。その他の説明もそれぞれ小見出しをつけると、読む人に内容をわかりやすく伝えられるでしょう。
 
地域事務局からの応援メッセージ【福井県】
調査結果をもとに、自分たちの住む地域の課題に目を向けていることが大変素晴らしいです。
美しい鷹巣の海を未来へつなぐため、みなさんの思いを伝え続けてください!
 

TKSグループのみなさんへ
師範から一言!
「みなさんは・・・」と、読む人に呼びかけるような文章は、みんなに読んでもらいたい気持ちが伝わりましたす。
割合を比べるのはむずかしいことで、たとえプラスチックの量が増えても、プラスチック以外も含む全体の量がさらに増えていれば、その中でのプラスチックの割合は減ってしまうということもあります。でも、1年前、2年前を比較して、なんで減ったのかなどを考えることは大切で、とても良いことです。

とっておきのゴシドウ★
「シロナガスクジラ150万頭分」、「ジェット機5万機」と目立つような大きな見出しがついています。でも、これだけだと、何がクジラ150万頭分?ジェット機5万機って何?と、「?」のままでした。見出しは、「毎年、ジェット機5万機分のプラスチックが海へ!」など、それだけで内容がわかるようになるとよいでしょう。
最後に「私たちにできること」を考えてまとめたのもよいことです。調べるだけでなく、自分のこととして何ができるかをそれぞれ考え行動していくことが大切です。食べ物を残さず食べることは、ごみを減らすためにできる大切なことです。では、海のプラスチックごみを減らすためにできることは何でしょう?どんなことのために「私たちにできること」なのかも整理して考えてみましょう。
 
地域事務局からの応援メッセージ【福井県】
海洋ゴミの多さが分かりやすく記載されており、問題の深刻さを実感できます。ご提案いただいた「私たちにできること」は、美しい世界を未来につなぐ方法です。実践、よろしくお願いします! 
 

自然守りたいのみなさんへ
師範から一言!
みなさんは、海ごみだけでなく、世界中のごみ全体のことを調べて考えたようですね。世界の大きな問題についても、自分たちでごみ調査をして自分たちのこととつなげて考えることが大切です。
マイクロプラ調査では、小さなものを種類別に数えて大変だったと思います。がんばりましたね。肥料コーディングカプセルが増えていることはいいことに気づきました。まわりに田んぼが多くある川の河口に近い日本中の多くの海岸でこのカプセルが見つかって問題になっています。三重県の海岸で毎月調査した結果では、冬は少なく6月が一番多かったということです。田んぼでは6月にこのカプセルが排水溝に出されるような作業が行われるためとのことです。毎年同じ時期に調査を行うとごみが減っていることや増えていることがより正確にわかるようになるでしょう。

とっておきのゴシドウ★
1番下の段で、ごみ個数の表と棒グラフは、年による違いがとてもわかりやすく示されていますね。ただどの説明のグラフかがわかりづらくなっていました。グラフはその説明のそばに示されるとより見やすくなります。
下段は「ゴミはゴミ箱へ」との小見出しがついていますが、上段、中段もどんなことが書いてあるかの小見出しをつけるともっと見やすくなるでしょう。
バックのイラストは、魚などの生き物がプラスチックごみを食べて苦しんでいることを表しているのだと思います。知っている人には伝えたいことがよくわかるすてきなイラストですが、知らない人にもわかるような文章もあるとさらによかったです。文章とイラストで同じことをかくと、何についてかいている新聞であるかがわかりやすくなって、より強く伝わる新聞となるでしょう。

地域事務局からの応援メッセージ【福井県】
地球に住む責任・地球を使う責任を改めて考えさせられました。皆さんの素晴らしい調査結果と提案を地域や世界に伝えながら、「自然守りたい」の活動をさらに発展させていってください! 
 
 

伊藤師範、ありがとうございました!次回はどこの地域かな?お楽しみに!

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