逆川こどもエコクラブ (茨城県)
水戸市の千波湖周辺は水戸台地から湧き出してくる湧水が豊富な街です。
このため、ホタルネットワークmitoの逆川緑地、常磐の森、英宏の泉には、ホタルだけではなく、様々な生き物が生息しています。
クラブメンバーが採取に夢中になる魚や甲殻類がスターとして君臨していますが、春の時期は湿生植物が繁殖する季節です。
英宏の泉には、ミズバショウが咲いています。この時期だけ、白い仏炎苞(ぶつえんほう)とよばれる、葉が変形したものがみられます。常磐の森にはザゼンソウが咲き誇ります。この他、斜面には、カタクリやシランなど、湿地との境界線にみられる植物も生育しています。
その一方、逆川緑地の湧水地には、コケ類や水草群落があちこちにみられます。ホソバミズゼニゴケ群落は、湧水の湧き出し付近の日陰に多くみられます。地味なコケですが、ホタルの季節には、メスが産卵する格好の場になります。
新型コロナの影響によって、大きな活動はできませんが、5月になりましたら、ホタルのために必要な保全行動を少人数で行います。
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
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