活動レポート

活動レポート

トライやる田中川用水路調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2019年11月14日

実施場所:

神戸市 明石川支川田中川用水路

参加メンバー&サポーター数:

3人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

田中川の別の用水路で30分調査をしました。ミナミメダカの成魚60匹、グッピーの成魚20匹、ミナミヌマエビ200匹、テナガエビ1匹、アメリカザリガニ2匹、ギンヤンマの幼虫9匹、ガガンボの幼虫1匹がとれました。グッピーは飼育用に持って帰り残りは畑の肥料に、アメリカザリガニはニホンウナギのエサのために持ち帰りました。

参加者のようす

ミナミメダカがたくさんいて夢中になってとりました。
[ミナミメダカとグッピー・カダヤシの見分け方]
ミナミメダカは、背中に頭からしっぽにかけて黒い線があります。また横から見ると尾びれが台形の形になっていて上下のふちはオレンジまたは黄色で、しりびれが長いです。
グッピー・カダヤシは、あごのところが青緑色に光り、しりびれと尾びれが丸くて、うろこの模様が目立ちます。

感想・気づいたこと・考えたこと

調査のとき、ミナミメダカは浅い場所、グッピーは深い場所と同じ用水路でも全く違う場所にいたので似ている種類でも在来種のミナミメダカと外来種のグッピーは本当は共存できないので、共存できないように自然はできているのだなと思いました。この用水路のグッピーは前の水路のグッピーよりも、色が地味で尾びれも短く動きもすばやくて、水路のグッピーよりも野生化していると感じました。

その他

報告担当:トライやる中学生(中2)
*「トライやる」とは、地域に学ぶ中学生・体験活動のことです。

玉一アクアリウムのみんなへ、報告担当の「トライやる中学生さん」へ
11月も中旬になり、水温も冷たくなってきたようですね。
さて、報告レポートに書かれていた生きものの種類や数量を集計してみました。
明石川中流:10種、3966匹
田中川用水路:7種、293匹
両方で採取されたもの:ミナミメダカの成魚、ミナミヌマエビ、ガガンボの幼虫の3種
明石川だけで採取されたもの:オイカワの幼魚~成魚、カマツカの幼魚、ヌマムツの幼魚、ヒラテテナガエビ、スジエビ、モズクガニ、シオカラトンボの幼虫の7種
田中川だけで採取されたもの:グッピーの成魚、テナガエビ、アメリカザリガニ、ギンヤンマの幼虫、の4種
活動レポートに添付されていた写真でも、2つの川の岸の様子や水量が大きく違うことがわかりますが、採取できた生きものの種類と数量の違いは、それらを明確に表していますね。
インターネットで調べてみたら、明石川に注ぎ込む田中川の周囲は住宅街ですね。グッピーは、水そうで飼っていたものを、だれかが放してしまって繁殖したのでしょうね。グッピーに限らず、ペットを飼う場合には、責任をもって飼わないといけないですね。
地域の人に、むやみにペットを川に放さないよう、また責任をもって飼ってもらえるようにするにはどうすればいいと思いますか?ぜひみんなで考えてみてください。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
拍手する

110 拍手

クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

これまでの報告

クラブの活動レポート一覧

活動レポート一覧