活動レポート

活動レポート

明石川用水路調査と福知川調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2025年03月09日

実施場所:

神戸市 明石川支川用水路 明石川支川福知川

参加メンバー&サポーター数:

8人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

明石川中流にある明石川用水路で貝類の調査をした後、支流の福知川で調査をしました。明石川用水路で1時間調査をして、オイカワの幼魚約65匹、カマツカの幼魚1匹、カワリヌマエビ属の未成体~成体約30匹、モクズガニの幼体3匹、シオカラトンボの幼虫7匹、アオモンイトトンボの幼虫2匹、イシガイの幼貝~成貝221匹、マシジミの幼貝~成貝238匹が捕れました。今回はタイワンシジミも大量(約840匹)に捕れました。捕れた貝は1匹ずつガードレールの影に並べて水をかけながら弱らないように数を数えました。

参加者のようす

死んでいるけれど殻が閉まっている貝やマシジミとタイワンシジミの違いなど分類の難しさや生死の判別の難しさもあって、匹数を数えるだけでも忍耐力がいります。結果は猛暑と少雨の影響なのか、昨年の同じ時期の調査よりもイシガイもマシジミも数を減らしていましたが、幼貝が思っていたよりも多かったので良かったです。高温や環境の変化に強いタイワンシジミが増えていました。いつもより水底に泥が溜まっていたので貝を掘るときに泥を水流に流して砂利を綺麗にすることができました。

感想・気づいたこと・考えたこと

貝を数え終わった後に更に福知川で調査をしたいという小学生の子供達が多くて「体力すごいな…」と思いました。明石川支流の草の多い福知川では楽しそうに草をかき分けて調査をしていました。福知川ではドンコやヌマムツがよく捕れるので、みんな楽しみに捕っていました。30分で、ヌマムツの幼魚~成魚約25匹、ドンコの幼魚~成魚7匹、シマヒレヨシノボリの成魚1匹、アカミミガメの成体1匹、カワリヌマエビ属の幼体~成体約50匹、シオカラトンボの幼虫1匹、アオモンイトトンボの幼虫1匹が捕れ、アカミミガメはナーセリーの畑の肥料に持ち帰りました。

その他

報告担当:NR(高1サポーター)

玉一アクアリウムのみなさんへ
水辺の河川調査、お疲れ様でした!
高校生のサポーターからも「体力がすごい!」と驚(おどろ)かれるほど、一生懸命(いっしょうけんめい)がんばっていましたね。
私も本当に驚いています。これからも よく学び、よく活動し、よく休んで、すくすくと成長されることを期待しています。
さて、環境変化に強いタイワンシジミが増え、在来種が減っていることから、気候変化の影響についてお話がありましたね。
これまでの調査結果が、科学的な検証にもとづいてまとめられるのを、とても楽しみにしています!
次回の活動レポートも楽しみに待ってますよ^^
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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