あいおい子ども里海クラブ (兵庫県)
相生湾周辺で獲れたチリメンモンスター調査をすることで稚魚を調査し、煮干しの解剖実験をすることで魚の体の構造を学び、船曳による底引き網調査をすることで、海底にいる魚を中心とした生物調査を実施し、どんな生き物がいるのか調査する。
午前中は、チリモン調査を行いました。見たことがないような姿の稚魚やカニ、タツノオトシゴなどを選別した結果、20種以上の稚魚を見つける事が出来ました。また、合わせて煮干しの解剖を行い、体の仕組みを研究しました。午後からは船に乗り、沖合で操業している漁船に近づき、網上げの瞬間を見学、その日獲れた魚などを譲り受け、持ち帰り選別をし、相生湾沖の生き物の名前を調べました。
チリモン調査は、毎年7月の行っており、違う稚魚も見てみたい、というリクエストから9月に実施しましたが、稚魚の種類や数が減ったいることに気づきました。また、煮干しの解体では、耳石や脳、心臓と言った、小さな臓器までも観察でき、小さな生き物でも、人間と同じような構造だと改めて認識しました。底引き網では、思ったほど魚がおらず、漁師さんに聞くと、この時期は水温が高すぎて、もっと沖合に移動していると教えてもらいました。
底引き網でとれた魚たちの名前を調べたあと、みんなで分けて持ち帰りました。チリモンたちの親の魚が獲れるかと楽しみにしていた参加者も居ましたが、獲れませんでした。なぜか漁師に訪ねていましたが、漁によって網が違うので、獲れる魚と獲れない魚が居るし、水温が高いので沖合に逃げている、と教えてもらっていました。季節によって魚は移動している、と知りました。
あいおい子ども里海クラブ(兵庫県)
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