OMRCこどもエコクラブ (沖縄県)
1.「伝言ゲーム」…登山中の緊急事態に備えて、伝言ゲームの練習!ちゃんと最後の人まで伝わるかな?
2.「登山」…トトロが出てきそうな道を大冒険!
3.「下山」…木のトンネルをくぐってゴールはもう目の前!
4.「ふり返り」…ゴミのクイズ!ゴミが自然にかえるまでどれくらいの時間がかかるの?
6月26日に予定していた山登りですが、台風の影響により7月3日に延期しました。7月3日は台風もすぎ去り、快晴でまさに山登り日和!はりきった子ども達が先頭をきって登山開始です!大人でも「わっ!」となるような険しい道も子ども達はすいすいと進んでいきます。そんな勇敢な姿に驚きました。山道はまさにトトロが出てきそうな森の中。トトロの『さんぽみち』の歌詞でもおなじみ、急な坂道・木のトンネル・一本橋がありました。山道では植物や生き物もたくさん見ることができ、サポーターよりも子どもが早く発見して「見て見てー!」「これ何だろう!?」と話かける姿が見られました。人の顔に似ている木の幹や、カラフルな毛虫、木の枝に見間違えるような虫を見つけてみんな大興奮!険しい道を通り抜けていくと頂上に到着しました。そこには沖縄の街ときれいな海の景色が一望できる休憩広場。自然に囲まれ、景色を見ながらのおやつタイムは最高のひとときで、子ども同士で持ち寄ったおかしを交換して交流を深めていました。そのおかげか下山は登山とは違う友達と話すことが増え、長い道のりもあっという間だったように感じます。下山での足場が不安定な道ではみんなで声をかけあい、励まし合いながら誰一人欠けることなく無事に下山できました。下山後は山に放置したゴミは何年かかって自然に戻るのかクイズを出して、自然を満喫するだけでなく自然の大切さについても考えました。
今回は暑い中での登山でしたが、沖縄の強い日差しとは裏腹に山の中は涼しくて子ども達も驚いていました。山道には、生き物や植物などの自然に見とれていると怪我をしそうな険しい道もありましたが、ロープを使って崖のような坂を登り、手を取り合って進んで行きました。普段目にすることのない生き物や植物、鳥の鳴き声、木の触り心地、土の匂い・・・など、五感をフル活用して、発見する楽しさを見出しました。そして何か興味深いものを発見したら最終尾にいる保護者に伝え、再び先頭まで戻ってくるといった往復する元気な姿にも驚き、また子ども達の好奇心の大きさにも感心しました。
山道を歩いていくと、素晴らしい自然だけではなく落ちているゴミにも目が向けられました。ふりかえりでは子ども達にゴミは微生物によって分解されて自然に戻っていくという話をしました。しかし、捨ててすぐに全てが分解されるわけではなく長い年月をかけて分解され、また捨てたゴミの種類によってもその期間は違うといった話をすると、子ども達も驚いていました。山の中に落ちているゴミはまさに分解途中であり、どのくらい前に捨てられたのか考えたりすることで、自然保護への意識も高まった1日でした。
山の中は涼しいですが登山に夢中になると暑いもの。こまめに休憩や水分補給を行いました。中には持ってきた水やお茶が残り少なくなることや、ぬるくなることがありましたが、子ども達同士で持ってきた水分を共有したり譲りあったりと、人のあたたかさも感じることができた1日でした。
また休憩場所にあったトランポリンでは、登山中にも関わらず、子ども達は元気に遊んでいました。そんな子ども達の姿を見て、保護者は下山まで体力が持つか心配されていましたが、下山した後も子ども達が遊ぶ姿にも驚いていた様子でした。
OMRCこどもエコクラブ(沖縄県)
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