活動レポート

活動レポート

『のびのび!大きくなったよマングローブ!』 エコポッドから旅立ちだ!今まで育てたマングローブを植え替えよう!

OMRCこどもエコクラブ (沖縄県)

活動日:

2011年01月23日

実施場所:

恩納村博物館、仲泊遺跡

参加メンバー&サポーター数:

16人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

1.「マングローブ話」育てたメヒルギの復習!4月に話したことを思い出してみよう☆
2.「スケッチ&植え替え」マングローブの記録を残そう!&広い大地にマングローブを送り出そう!
3.「宝物探しゲーム」自然にあるいろんなお宝を見つけよう!あれもお宝!これもお宝!?
4.「ノートまとめ」今日感じた出来事をノートにまとめよう♪

参加者のようす

エコクラブが始まった4月、エコポッド(植木鉢)をペットボトルで作り、そこにマングローブ(ヒルギ)を植える活動を行いました。そして今月は、その育ててきたマングローブの植え替えをしました。
マングローブの役割を復習した後、丁寧に色をぬりながらスケッチをしました。茎や葉の長さを測り、いよいよ植え替えです!潮の引いた後の土は意外と固く、大変そうでしたがみんな深さ20cmも穴を掘りました。穴にマングローブを植え、最後はマングローブの横に並んで写真を撮りました。一人ずつ撮ったので子どもたちはすこし緊張した面持ちでしたが、自分の育てたマングローブの位置を忘れないように目印をつけている子もいました。「育てるの大変だった人!」と尋ねると全員が手を挙げ、たった1つの小さな種から今までを振り返り、責任を持って植物を育てることを実感してくれた様子でした。
無事に植え替えを終え、まだまだ元気な子どもたちと今度は宝物さがしゲームの始まりです!「何かのぬけがらひとつ」や「おもしろいものひとつ」など書かれた宝物リストから、自分がそうだ!と感じたものを探しました。「こんなものもあるよー!」と興奮の声があちらこちらで聞こえ、バンダナを結んで作ったお手製のバックはたちまちいっぱいに!見つけた宝物はみんなで見せあいっこをしたり、匂ったりしながら楽しみました。

感想・気づいたこと・考えたこと

4月に種を植えてからそれぞれの家庭で水やりをし、暖かい日には日光浴、寒い日には家の中に入れるなどの温度調節をしながら、大切に育ててきたマングローブ。私たちサポーターは、毎月1回の活動に合わせて子どもたちが書いてくるスケッチを通して、マングローブがどんな状態なのかを理解していました。時には「枯れかけているけど肥料を入れた方がいい?」という質問や「葉っぱが鳥に食べられてしまった!」という報告もあり、少し不安もありました。しかし約9カ月経った今月、子どもたちが持ってきたマングローブはどれも立派で、驚きました。
今回はマングローブをそれぞれの家庭で育てることによって、植物を身近に感じてもらうことを目的にしました。それと同じように「私たちの身の周りの自然もかけがえのないもので、大切にしなければいけない」ということを子どもたちに伝える、いいきっかけになっていればと思います。

その他

マングローブ林は海外にもたくさんあります。
数年前にスマトラ沖地震が起こった時、たくさんの被害が出たのが事実ですが、マングローブが津波をやわらげる防潮林としての効果を果たしたために、救われた命がたくさんありました。それを機に、マレーシアなどの近隣地域において、マングローブを植える取り組みが広がったそうです。
沖縄においても、山や川から運ばれてきたゴミが海に流れる前に、マングローブにせき止められているという事例があります。私たち人間にはどれほど自然に支えられているのかを、立ち止まって考えるきっかけが必要ではないかと感じます。そのきっかけを作るために、全世界に誇れる沖縄の自然をツールとして活動していきたいと思います。

エコまる
OMRCこどもエコクラブのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名OMRCこどもエコクラブ
  • 所在地沖縄県
  • クラブの種類近所や地域のお友達

クラブ写真

沖縄県内の小学生を対象に活動しています。
今年度は、『サンゴを守る草って、どんな草?』をテーマに、赤土流出の防止に活用されている植物を通して、サンゴを守る活動を行っていく予定です。

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