岡山ハッケンジャー (岡山県)
毎年恒例の、どんぐりクッキーをつくった。
まずは、どんぐりを粉にした。
今年の目玉は、河原で拾ってきた「すり石」「石皿」をつかい、どんぐりをつぶして粉にすること。たくさんひろってきた石のなかから、それぞれが、マイベストな「すり石」&「石皿」を決定した。
おどろいたのは、石をつかうと、かなり細かい粉になること。手間はかかるが、昨年までの機械を使った粉より、サラサラになった。大きな堅い粒はほとんど残らなかった。
どんぐりクッキーは、スダジイ、マテバシイのものを作った。マテバシイは簡単にアク抜きした。
メンバーは熱心にどんぐりをすりつぶした。キャーキャー声もあがって楽しそうだった。生地づくりでは、手をベトベトにしてがんばった。
数種類のクッキーを食べ比べるため、レシピをすこしづつかえてつくった。
もっとも縄文時代に忠実につくったレシピ(縄文クッキー)は、砂糖・塩・バターを入れずに調理した。
(※ただし卵は使用。縄文時代も、どんぐりのつなぎに卵はつかっていたという研究もあったため)
オーブンも使わず、熱した石の上で焼いてみた。
石が熱くなるのには、かなり時間がかかった。
石で焼いたクッキーは、サクッとせず、かじってみると、やや湿気がありフニャっとしていた。
メンバーからは「まぁ、食べられるね」という反応があったが、縄文時代に近いレシピを体験できて楽しかった。
メンバーは、砂糖・塩・バターを入れ、小麦粉をまぜた「スダジイ」のクッキーが、甘くてサクッとして、一番おいしいということだった。バターのかわりにオリーブオイルをいれたレシピも大好評だった。ほんのり優しい甘さがした。
マテバシイの方は、すこし香ばしさやコクがあった。
クッキーをつくるには、前もって、どんぐりの殻をむいておかなければならない。
早めに殻をむいて、どんぐりをそのままにしておくと、堅くなってしまう。そうなると、粉の中に堅い粒が混ざり、食感が悪くなる。そのため、殻をむくと、すぐに冷凍庫に入れるようにした。
これまのどんぐりクッキーづくりで、保存の重要性を学んだ。
岡山ハッケンジャー(岡山県)
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