岡山ハッケンジャー (岡山県)
野外で収穫したオニグルミの種子をメンバーで食べてみた。
オニグルミについて図鑑で調べた。まわりの実のように見える部分は、花柄の先端(花托とか花床とよばれる)がふくらんだもののようだ。堅くてタネのように見える部分は、実は堅くなった果実(堅果)ということだ。
堅果を割って中からでてくる柔らかいものが、本当の種子だそうだ。ということで、メンバーが食べた部分は「種子」のようだ。
オニグルミの果実について、図鑑をみると「核果状の堅果」と書いてあった。「核果かくか」ということばをおぼえておきたい。さくらんぼなども「核果」のようだ。
(※図鑑などを見て、上のように理解したのですが、誤りがありましたらご教示ください)
オニグルミは、9月初旬に渓流沿いで収穫して、しばらく、ビニール袋に入れて放置した。
まわりが、くさるのを待った。ビニール袋は、オニグルミがくさると、黒い汁を出してぐちゃぐちゃになった。
メンバーで、ビニール袋のうえからオニグルミの実をふんずけて、さらにぐちゃぐちゃにした。それから、堅果のまわりの黒くなったぐちゃぐちゃを洗い流した。素手で触ると手が真っ黒になり、なかなか色が落ちなかった。
最後に、堅果を割って種子をとりだして食べた。
たこ焼き用の千枚通しを使って、堅果から取り出して食べた。かすかに香ばしく、油のコクがあって美味しかった。
野外で、ニホンリスやアカネズミが、オニグルミをかじったフィールドサインに出会うことがある。両種で方法はちがうが、堅いオニグルミの種子をよくも取り出すものだと、あらためて感心した。その努力に見合った栄養があるのだろう。
縄文時代の日本でも、オニグルミは広く食べられたようだ。
オニグルミの堅果はとても堅くて、なかなか割れなかった。
以下のような方法を試した。
1.足で踏む
2.アスファルトの道路にたたきつける
3.大きな石をたたき付ける
4.かなづちでたたく
5.かるく炒ると、堅果が少し開くので、マイナスドライバーを差し込んで明けた
1と2は全く割れなかった。3と4だと、堅果は割れるが力加減がむずかしく、こっぱみじんになってしまうと、食べるところがなくなる。
結局、試した中では、5の方法がベストだった。
岡山ハッケンジャー(岡山県)
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