OMRCこどもエコクラブ (沖縄県)
今回は魚類のトレーニングは一旦お休みで、全国のみんなに活動を報告する壁新聞作りです。まずはどんな新聞を作りたいか、内容はどうするか、など話し合いからスタートです。今までの活動を通じ、 「ゼロからのスタートは子どもたちには厳しいのでは」 と私たちサポーターも感じていたので、今回は見本として他エコクラブの過去の壁新聞のコピーを用意してみました。初めは「何から始めればいいのかな?」「どうやったら上手く伝えられるかな?」と頭を抱えていた子どもたちでしたが、見本を見せた途端「これすごい!」「これだったら自分たちにもできそう。 」と色んな感想が聞こえてきました。その中でも特に写真の多い物・カラフルな物にはやはり目を惹かれるようで、「自分たちも絵や写真を多く配置した新聞を作ろう。 」と自然と方針が固まっていきました。 方針が決まってからは子どもたちの発想やアイディアは豊かで、「移動水族館をやったから、魚や生き物の絵を入れたらどうか。 」「文字を書く枠を水槽みたいにしたらいいのではないか。 」など多くのアイディアが出てきました。あと少しで完成なので、どのような出来栄えになるのか、サポーターも楽しみです。そしてついに年内の活動は終了し、残りの活動も残すところあと数回です。少しでも多くのことを子どもたちに伝えていけるように、精一杯サポートしていきたいと思います。
壁新聞を作るにあたって、子どもたちにとっての 1 番大きな壁はどうやら 「文章を考えること」だったようです。自分の言葉を他者が理解しやすいように工夫し、言葉を置き換えるというのは、 子どもたちにとってあまりない経験のようです。 いざ始めてもなかなかペンが進まず、言葉に詰まっている様子が垣間見えました。一方で自然とこなせている部分もありました。それは役割分担です。周りのメンバーを見て、 あの子は文字を書いてくれているから、自分は次の文章を考えるなど、言葉は無くても自然な連携が取れているように感じました。
文章を考える工程で、自分たちの活動を自らの言葉で伝えることは、子どもたちの今後の大きな糧になると考え、私たちサポーターもアドバイスはしますが、あくまで子どもたち自身の言葉で文章を考えてもらいました。難しく大変ではあったと思いますが、今後の学校や社会での生活に活きてくると嬉しいです。また自然と役割分担が出来る点においては、常に周りの様々なことに興味を示す、感受性豊かな子どもたちだからこそではないか、と感心しました。
OMRCこどもエコクラブ(沖縄県)
OMRCこどもエコクラブ(沖縄県)
OMRCこどもエコクラブ(沖縄県)
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