OMRCこどもエコクラブ (沖縄県)
今回の活動から魚類のトレーニングが本格的にスタートしました。まずは普段はイルカのトレーニングを行っているサポーターが中心となり、トレーニング計画の確認から始めました。最終目標を「輪くぐり」と定め、棒の先端にエサをつけ、少しずつ輪をくぐらせるという方法でトレーニングを進めていくことに決定しました。そこで具体的にはトレーニングを三段階に分け、第一段階は「棒の先端につけたエサを食べさせる」、第二段階は「輪が近くにある状態で、棒の先端につけたエサを食べさせる」、そして第三段階は「少しずつ棒を動かし、輪をくぐらせる」という形にしました。
まずは第一段階ですが、これは意外と簡単にこなすことができ、魚もすぐに棒からエサを食べられるようになりました。第一段階が上手くいったこともあり、子どもたちの期待も高まっていましたが、第二段階からはなかなか上手くトレーニングが進みません。どうやら魚にとって、棒はあまり気にならなかったようですが、棒よりも大きな輪は少し気になるようで、エサを食べずに逃げていってしまいました。しかし繰り返し挑戦しているうちに、時々エサを食べられるようになりました。
前回、前々回とトレーニングの見学や勉強をしてきましたが、実際にトレーニングを実践するのは今回が初です。そのため、「いざ実践してみよう」と思っても、子どもたちにはなかなか手順がイメージできず、やはりスタートから少し戸惑っている様子でした。また、徐々に内容がステップアップしていくと、トレーニングが上手くいかないことに子どもたちは少しショックを受けているようでしたが、それでも「どうやったら上手くいくだろう」と自ら考えている姿勢があり、子どもたちの向上心を感じました。
第二段階のトレーニングに移行する際には、子どもたちにトレーニングで使用する輪を作ってもらいました。形や大きさ、色も工夫して3種類の輪を作りましたが、自由な発想ができる創造力豊かな子どもたちは、流石だなと感心しました。今回の活動では、まだ第三段階までは到達できていませんが、子どもたちと協力して、最終目標の輪くぐりができるように挑戦していきたいと思います。
OMRCこどもエコクラブ(沖縄県)
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