エコエコ楽しみ隊 (東京都)
水泳の授業が終わった学校のプールに、ワラで作ったイカダを浮かべました。ギンヤンマが卵を産める場所を作るためです。
その後、紙芝居『ギンヤンマ ~プールで育つトシくん~』を読み、クイズに答えながら、「ヤゴやトンボの種類・生態」、「自然を守ることの大切さ」などについて学びました。
毎年やっている活動ですが、昨年は雨だったので、初めてイカダをプールに浮かべるという子が多くいました。無事に浮かべ終わった時には歓声が上がりました。
ところが、イカダを浮かべた直後に、ギンヤンマが水面でおぼれているのを発見!長い竿を持ってきて、何とか救い出すことができました。ギンヤンマにとっては不運でしたが、子どもたちにとっては、「自然界の厳しさ」を目の当たりにできた出来事となりました。
7月にヤゴの観察をしましたが、早くも「ヤゴを見たい!」と言っている子がいました。
12月に「プールの生き物の観察会」を予定しているので、それまでのお楽しみです。
「虫が苦手」という子が多い中、エコエコの子たちは自然に受け入れており、頼もしく感じました。どうかこの感覚を、大人になっても忘れないでいてほしいものです。
後日9月27日15時半ころ、3匹のギンヤンマがプールの上を盛んに飛び回っていました。その光景を見ることができた数人の子どもたちは、ラッキー!
学校でも毎年6月に、3年生の水生生物の授業で「プールのヤゴ救出作戦」を実施しています。都会の子どもたちにとって、来年も貴重な体験ができそうです。
エコエコ楽しみ隊(東京都)
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