活動レポート

活動レポート

田中川釣り調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2016年08月30日

実施場所:

神戸市 明石川支川田中川

参加メンバー&サポーター数:

12人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

雨で明石川が増水していたので、支川の田中川で調査をしました。田中川は、コンクリートでできていて、川におりられません。魚釣りとザリガニ釣りの2つのグループに分かれて活動しました。魚グループは、ミミズをエサにして神戸市絶滅危惧種Dランクのヌマムツ6匹とタモロコ5匹が釣れました。そしてザリガニ釣りのグループは、ちくわのエサでアメリカザリガニ28匹が釣れました。魚グループのミミズのエサでアメリカザリガニが釣れたり、ザリガニ釣りのエサのちくわがヌマムツの群れに食べられたりと、おもしろい現象も見られました。

参加者のようす

魚釣りグループもザリガニ釣りグループも、とても楽しそうでした。メンバーたちも「タモ網の調査もいいけど釣りも、めっちゃ楽しい!」と言っていました。絶滅危惧種のヌマムツとタモロコはリリースして、要注意外来生物のアメリカザリガニは駆除をしました。命をむだにしないようにみんなで試食しますが、アメリカザリガニは寄生虫の心配があるので、30分ゆでてから身だけをとり出して、からあげにします。取りあいになるほど、おいしくて人気です。

感想・気づいたこと・考えたこと

私はザリガニ釣りのほうに入りました。前よりもたくさんいておどろきました。釣りエサは、ちくわで糸に結んで釣りました。でも、「釣れた!!」と思っても、あげる時にと中で落ちてしまいます。もっとこつをつかみたいです。でもさいごにはバケツがいっぱいになって「すごいなぁ」と思いました。またアメリカザリガニをもっと駆除していきたいです。

その他

報告担当 IR(小5)

玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
田中川は、コンクリートでおおわれて川岸にもおりられないので、あまり生きものはいないのではないかな?と思いましたが、ヌマムツやタモロコがとれたりして、とても楽しそうに調査をしている様子が、写真からうかがえました。
一方、外来種のアメリカザリガニもたくさんとれましたね。私(54歳)が小さいころも、ザリガニ釣りをしましたから、そのころからアメリカザリガニは日本各地に広まっていました。アメリカザリガニは昔から身の回りにいるので、外来種と思っていない人も多いようです。玉一アクアリウムのみなさんは、調査をとおして外来種を見わけることができるので、たのもしさを感じました。さすがですね!
とったアメリカザリガニは、単に駆除しただけでなく、みんなで試食しているのですね。外来種の駆除対さくで、このような命のリレーができるようなサイクルができればいいなと感じました。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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