岡山ハッケンジャー (岡山県)
7月上旬に田んぼで見つけ、室内のペットボトルで飼育していたカトリヤンマの幼虫が、7月23日に羽化した。メンバーが気づいたのは朝の6時42分。翅の様子などから、すでに夜のうちに羽化していたようだ。
メンバーは毎年、数種類のヤゴを飼育して、羽化させているが、何度みてもワクワクする。
今回、カトリヤンマのヤゴを見つけたのは、ひらけた田んぼの中。パッと見てカトリヤンマだろうと予想をつけた。カトリヤンマ、ヤブヤンマ、マルタンヤンマの3種は、形はよく似ているが、これまで、ひらけた田んぼで見られたのはカトリヤンマだ。
腹部の側面のトゲ(側棘)や、下唇の形、オスの腹部の先端、メスの原産卵管など、メンバーとサポーターで、ルーペや実体顕微鏡をのぞきながら特徴を観察した。顕微鏡をのぞくのは面白い。結果、たぶん、カトリヤンマで間違いないだろうということになった。
トンボの種類によって、くらしている水辺がちょっとずつ違う。水の量や深さ、水底の様子、流れのあり・なし、水温、水草、農薬の影響・・・など。トンボは水辺環境をうつす鏡だ。これからも注視していきたい。
岡山ハッケンジャー(岡山県)
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