岡山ハッケンジャー (岡山県)
6月末に参加した「キノコに集まる虫」の観察会が楽しかったので、こんどは「キノコ」の観察会に参加した。
キノコ(菌類)は想像していた以上に沢山の種類があって、姿や形もおもしろく個性的だった。
また、キノコが色々なふうに、周囲の自然と結びついていることが分かった。
メンバーもサポーターも夢中になってキノコの写真を撮った。
カメラのファインダーを通してみたキノコは、メルヘンな童話の世界の様に美しかった。
観察会に参加する前と後で、メンバーの「きのこ」に対するイメージは大きく変わったようだ。
可愛らしいハナオチバタケを観察している時に、先生から「ハナオチバタケは、落ち葉を分解する菌なので、林の中などで見つかる」と教わった。
また、ニオイコベニタケは、マツ林で見つかるようだ。
先生に教わりながら、キノコの発生場所や、近くに生えている樹木のちがいに注意してみると、
種類ごとの特徴が分かって楽しかった。
「テングタケの仲間」「ベニタケの仲間」「イグチ科の仲間」「それ以外」に分けてキノコを探した。
以下のようなことを学んだ。
◆テングタケの仲間
・柄の部分を手でさくと、タテにさける
・ツバなどの特長をおぼえる
・テングタケの仲間は食べない
・手で触ったぐらいでは大丈夫だが、猛毒のキノコが多い
・とくに、カサが白いものは、ドクツルタケ、アケボノドクツルなど怖いものがある
・テングタケの仲間を同定するには、根元から全て採集する
◆ベニタケの仲間
・柄の部分をこわすと、タテに裂けず、ボロボロぼろと崩れる。
これはテングタケと違う、ベニタケの仲間の特長。
・ベニタケの仲間は、大きく分けて2グループに分かれる。
カサをちぎると、「チチが出るグループ」「チチが出ないグループ」
・カサの下を傷つけると、変色するもの(変色性がある)・変色しないもの(変色性がない)に分かれる。。
◆イグチの仲間
・裏からみると、カサがヒダではなく、スポンジ状
こどもエコクラブの「活動レポート」で6/26に、きのこ虫について報告したところ、
「キノコは、昆虫にエサを与える生産者でもあり、木材を細かくくだく分解者でもあります。私たちの地球では、生産者と消費者、分解者がバランスよくくらすことで生態系が維持されます」とコメントをいただきました。すごく勉強になった。今回の観察会でも、キノコ(菌類)と、私たちの世界が、しっかりむすびついていることを感じることが出来た。また、色々な菌類と自然とのつながりを調べてみたい。
岡山ハッケンジャー(岡山県)
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