活動レポート

活動レポート

ライトトラップ観察会 ~クロシデムシを見たよ~

岡山ハッケンジャー (岡山県)

活動日:

2016年07月02日

参加メンバー&サポーター数:

4人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

夜19時からのライトトラップ観察会に参加した。

ブラックライトに集まった虫が、透明のプラケースに落ちる仕掛けで、クロシデムシ(シデムシ科)が採集された。鎧をまとったような、堂々とした姿に子どもたちは喜んだ。

参加者のようす

クロシデムシは、森の中で死んだ哺乳類などを食べて生活している。死んだ動物を食べることで、森をキレイにする役割もになっている。講師の方も「森のそうじ屋さん」と紹介していた。

クロシデムシの体長は3㎝以上あったように思う。また、食事に使うと思われる強そうなアゴを持っている。本当にカッコいい昆虫だ。

感想・気づいたこと・考えたこと

よく見ると、体のすきま(とくに胸のまわり)に大量のダニがついていた。調べてみると、クロシデムシが食べた肉のおこぼれを狙って、常に大量のダニがくっついているようだ。WEBを見ると、クロシデムシにくっつくダニについての論文もいくつか出てくる。そういった研究もあるんだね、と話した。

こういったところでも、クロシデムシをとりまく、生きものの「知恵」「サバイバルの技術」「利用する・されるの関係」が垣間見られて楽しい。ただ、ダニは怖いし気をつけたい・・・。(※ダニにもいろいろ種類がいると思うが、すべて気をつけている)

その他

クロシデムシは、私たちがくらす岡山南部では見たことがないが、中部などでは(見つける機会はすくないものの)沢山生息しているようだ。野生哺乳類の生息数、林や草原などの環境が関係しているようだ。

岡山ハッケンジャーのみんな、報告ありがとう!
今回は、ライトトラップで集まってきたクロシデムシの報告ですね。シデムシのなかまでは最大種で、本当にカッコいい昆虫ですよね。同感です。
シデムシを漢字で書くと“死出虫”です。獣や鳥の死体に集まるので、死んだ物から出てくる虫と思われたのでしょう。また、捕まえると口やお尻からくさい液体を出すし、あまり好まれる虫ではありません。
しかし、講師の先生が「森のそうじ屋さん」と紹介したように、これらシデムシがいるおかげで死体が分解され、森がきれいになります。クロシデムシの役割、重要ですよね。
生きもののつながりを考えると、いつも1つのことわざを思い出します。それは、Nature does nothing in vain. 「自然は何物をも無益(無目的)に造らず」というフレーズです。この意味を、ぜひみなさんで考えてみてください。
岡山ハッケンジャーのみなさんのレポートは、いつも良いところを見ているので感心します。今回は、ダニを見た点もニクイですね♪生きものっておもしろいですね。
次の報告も楽しみです。
エコまる
岡山ハッケンジャーのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
拍手する

999 拍手

クラブのプロフィール

  • クラブ名岡山ハッケンジャー
  • 所在地岡山県
  • クラブの種類近所や地域のお友達

クラブ写真

これまでの報告

クラブの活動レポート一覧

活動レポート一覧