岡山ハッケンジャー (岡山県)
夜19時からのライトトラップ観察会に参加した。
ブラックライトに集まった虫が、透明のプラケースに落ちる仕掛けで、クロシデムシ(シデムシ科)が採集された。鎧をまとったような、堂々とした姿に子どもたちは喜んだ。
クロシデムシは、森の中で死んだ哺乳類などを食べて生活している。死んだ動物を食べることで、森をキレイにする役割もになっている。講師の方も「森のそうじ屋さん」と紹介していた。
クロシデムシの体長は3㎝以上あったように思う。また、食事に使うと思われる強そうなアゴを持っている。本当にカッコいい昆虫だ。
よく見ると、体のすきま(とくに胸のまわり)に大量のダニがついていた。調べてみると、クロシデムシが食べた肉のおこぼれを狙って、常に大量のダニがくっついているようだ。WEBを見ると、クロシデムシにくっつくダニについての論文もいくつか出てくる。そういった研究もあるんだね、と話した。
こういったところでも、クロシデムシをとりまく、生きものの「知恵」「サバイバルの技術」「利用する・されるの関係」が垣間見られて楽しい。ただ、ダニは怖いし気をつけたい・・・。(※ダニにもいろいろ種類がいると思うが、すべて気をつけている)
クロシデムシは、私たちがくらす岡山南部では見たことがないが、中部などでは(見つける機会はすくないものの)沢山生息しているようだ。野生哺乳類の生息数、林や草原などの環境が関係しているようだ。
岡山ハッケンジャー(岡山県)
岡山ハッケンジャー(岡山県)
岡山ハッケンジャー(岡山県)
岡山ハッケンジャー(岡山県)