岡山ハッケンジャー (岡山県)
岡山県自然保護センターを散策していたところ、白い綿毛のようなものがピョーンピョーンと高さ20㎝ほど飛び上がっているのが見えた。最初は、植物の綿毛かと思ったが、どうも様子がちがう。近くで確認していると、目・頭・胸・脚などが確認された。
また、よくみると、まわりに20~30匹の同じ生き物がいた。
不思議な生きものにメンバーは、ええっ??と驚いたが、さらに近くで見ると、カメムシ目の顔をしている。
また、腹部の先から、花びらのように白い物質が出ていた。それを見て、過去にも見た「ハゴロモ」の仲間の幼虫だと気がついた。それにしても、成虫とはだいぶ姿が違っている。調べたところ、白いのはロウに近い物質らしい。
見つけた場所は、落ち葉がたまり湿っぽかった。アラカシの林のふちで、陰になっていて、地面も少し湿っていた。
ハゴロモ科の昆虫はときどき見かけるが、その「くらし」については知らないことばかりだ。カメムシ目の昆虫らしく、ストローのような口をもっているので、たぶん植物の汁を吸うのかと予想したが、今度、きちんと調べてみたい。また、白い物質がなんのためにあるのかも、調べてみたい。
自然界では、不思議な生き物が、思いもよらない場所でくらしている。小さな生きものがくらす環境に、もっと目をむけていきたい。
岡山ハッケンジャー(岡山県)
岡山ハッケンジャー(岡山県)
岡山ハッケンジャー(岡山県)
岡山ハッケンジャー(岡山県)