岡山ハッケンジャー (岡山県)
モリアオガエルを観察に出かけた。この日は、ソフトボールくらいの大きさの泡状の卵塊を200個以上見ることができた。どれも、水辺の上の植物の枝や葉にぶら下がっていた。やや産卵のピークを過ぎていたようで、茶色くやや乾いた卵かいが多かった。中には最近産んだと思われる卵かいもあり、すこし触ってみると、柔らかかった。また、既に水辺に流れ落ちて、オタマジャクシが泳いでいるものも見られた。モリアオガエルのオタマジャクシは、スマートで尾が長いような気がする。
木の枝などにつかまっているモリアオガエルのカワイイ姿も観察できた。木のぼりに役立つ指の大きな吸盤も観察した。専門家の方によると、メスが来るのを待っているオスだと教えていただいた。産卵はややピークをこえたものの、交尾して子孫を残すチャンスをうかがっているようだ。
モリアオガエルは普段は森でくらしている。岡山県レッドデータブックによると「森林伐採」や「湿地開発」で絶滅が心配されている。岡山県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。「森林と湿地がつづいた環境」というのが、モリアオガエルがくらし、子孫を残していくために必要だということが分かった。
モリアオガエルが観察された場所には、たくさんのマムシやシマヘビが観察された。詳しい方によると、産卵にやってきたモリアオガエルを食べようとしているらしい。
岡山ハッケンジャー(岡山県)
岡山ハッケンジャー(岡山県)
岡山ハッケンジャー(岡山県)
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