活動レポート

活動レポート

モリアオガエルがくらす環境

岡山ハッケンジャー (岡山県)

活動日:

2016年06月11日

参加メンバー&サポーター数:

3人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

モリアオガエルを観察に出かけた。この日は、ソフトボールくらいの大きさの泡状の卵塊を200個以上見ることができた。どれも、水辺の上の植物の枝や葉にぶら下がっていた。やや産卵のピークを過ぎていたようで、茶色くやや乾いた卵かいが多かった。中には最近産んだと思われる卵かいもあり、すこし触ってみると、柔らかかった。また、既に水辺に流れ落ちて、オタマジャクシが泳いでいるものも見られた。モリアオガエルのオタマジャクシは、スマートで尾が長いような気がする。

参加者のようす

木の枝などにつかまっているモリアオガエルのカワイイ姿も観察できた。木のぼりに役立つ指の大きな吸盤も観察した。専門家の方によると、メスが来るのを待っているオスだと教えていただいた。産卵はややピークをこえたものの、交尾して子孫を残すチャンスをうかがっているようだ。

感想・気づいたこと・考えたこと

モリアオガエルは普段は森でくらしている。岡山県レッドデータブックによると「森林伐採」や「湿地開発」で絶滅が心配されている。岡山県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。「森林と湿地がつづいた環境」というのが、モリアオガエルがくらし、子孫を残していくために必要だということが分かった。

その他

モリアオガエルが観察された場所には、たくさんのマムシやシマヘビが観察された。詳しい方によると、産卵にやってきたモリアオガエルを食べようとしているらしい。

岡山ハッケンジャーのみんな、報告ありがとう!
モリアオガエルは、全国的に個体数が少なくなっていて注目されていますね。そして、山地に多く見られるカエルなので、なかなか見ることができません。そんなモリアオガエルを見ることができたのですから、すごくいい体験ができましたね。モリアオガエルが「森林と湿地がつづいた環境」が必要なのは、他のカエルとちがって産卵場所が木の上であること、孵化したオタマジャクシは下の水面に落下することによりますね。
モリアオガエルは、マムシやシマヘビに食べられてしまうことも、分かりましたね。実は、孵化したオタマジャクシは、水面に落ちてヤゴ、ゲンゴロウ、タイコウチ、アカハライモリなどにも食べられてしまいます。一方、モリアオガエルは、バッタなどの小さな虫を食べています。自然は、食べたり食べられたりして命がつながっています。そんなことにも思いをはせてほしいなと思いました。
あわせて報告してくれた、カジカガエルやヒラズゲンセイも、めずらしい種ですね。次回は何が報告されるか、楽しみにしています^^
エコまる
岡山ハッケンジャーのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名岡山ハッケンジャー
  • 所在地岡山県
  • クラブの種類近所や地域のお友達

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