活動レポート

活動レポート

干潟観察とアナジャコ掘り

岡山ハッケンジャー (岡山県)

活動日:

2016年05月29日

参加メンバー&サポーター数:

3人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

干潟の生き物観察をかねて、今年はじめてのアナジャコ獲りに出かけた。出かけたのは1級河川の河口干潟。当日は小潮で、アナジャコ日和とはいえなかったが、ボウズ覚悟で強行した。メンバー分のアナジャコは確保できた。また、干潟のカニなども観察した。

参加者のようす

アナジャコ(アナジャコ科)は砂泥に巣穴を掘って生息している。アナジャコ獲りでは、まず、ジョレンで砂泥の表面を削り、巣穴出てくると穴に筆をつっこむ。アナジャコは巣穴に外敵が侵入したと思い込み・・・追い出そうとハサミをのぞかせたところを指先で捕まえる。つかむ箇所を誤ると、アナジャコに指をはさまれる。はさまれるとかなり傷い・・・。ハサミの安全な場所をつかむには、微妙な指先の感覚が大事になる。昨年よりコツをつかんだメンバーは、器用に指先を使ってつかまえていた。  

感想・気づいたこと・考えたこと

アナジャコ獲りの合間に、干潟のカニを観察した。確認種は、コメツキガニ、タカノケフサイソガニ、スナガニ、マメコブシガニ、モクズガニ。小潮で、時間帯は干潮前後1時間の活動だった。あと、ヒモイカリナマコやユビナガホンヤドカリ、ハゼの仲間なども見つかった。天気は曇り。                                           

その他

昨年2015年5月17日にも同じ場所で活動し、活動レポートにも報告したが、その時見られたのは、コメツキガニ、タカノケフサイソガニ、ヤマトオサガニ、オサガニだった。

今年は、泥質を好むヤマトオサガニ、オサガニが確認できなかった。あくまで見た目の印象だが、泥が減り、砂~砂利が増えているように感じた。反対に、昨年みられなかったマメコブシガニ(岡山県:準絶滅危惧種)は確認できた。潮が引いた時に見られるカニなので、確認の有無は潮目に左右されただけかもしれない。

岡山ハッケンジャーのみなさん,こんにちは!
アナジャコ獲りの様子がくわしくレポートされていたので、みんなの様子を思い浮かべることができました。生き物の性質を利用したおもしろいとり方ですよね。
ひとつの事に取り組むと、派生していろいろな事が分かってくるのもいいことですね。今回は5種のカニとヤドカリやハゼが見つかったとのこと、干潟の生きものの多様性を見ることができましたね。特に岡山県でレッドデータ種に選ばれているマメコブシガニを見つけたのは、干潟の生物相の豊かさを裏付ける結果でもありますね。生き物のつながりについてもぜひ考えてみてください。
この干潟を保全していくためには、岡山ハッケンジャーのみなさんの活動も欠かせないと思います。これからの活動の様子もまた報告してください。楽しみにしています。
エコまる
岡山ハッケンジャーのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名岡山ハッケンジャー
  • 所在地岡山県
  • クラブの種類近所や地域のお友達

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