活動レポート

活動レポート

明石川中流調査と明石川食材試食

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2016年05月14日

実施場所:

神戸市 明石川中流

参加メンバー&サポーター数:

9人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性
  • 分野その他 分野その他

SDGs:

活動内容

明石川中流で調査をしました。1時間でナマズの幼魚12匹、オイカワの成魚1匹、幼魚10匹、オオクチバスの幼魚10匹、ブルーギルの幼魚1匹、カワヨシノボリ3匹、スジシマドジョウ2匹、スジエビ13匹、ハグロトンボの幼虫18匹、トビケラの幼虫3匹、コオニヤンマの幼虫1匹がとれました。そして、1週間前に放流したアユを見たメンバーもいました。スジエビとオオクチバスの幼魚とブルーギルの幼魚とオイカワの幼魚は、からあげにして、みんなで試食しました。ほかは全部リリースしました。

参加者のようす

前に産らんしていたナマズのたまごが幼魚に成長していました。今日もナマズの大きな成魚2匹が産らんにきていました。そして雨で上流から今年生まれたオオクチバスとブルーギルの幼魚が流されてきていたので、みんなで一生けん命駆除をして、まるごとからあげにして食べました。今日の明石川は、気温24度 pH7.5 総アルカリ度80㎎/ℓ 総硬度50㎎/ℓ 亜硝酸性窒素0㎎/ℓ 硝酸性窒素0㎎/ℓでした。

感想・気づいたこと・考えたこと

ナマズの幼魚は私は明石川でナマズを見たことがないし、ナマズも見たことなかったので見れて良かったです。みんな大きい魚などを見て追いかけていました。つかまえられなかったみたいだけど、楽しそうでした。アユは見えなかったけど、「も」などがなくなっていたし、水もとてもきれいでした。試食はみんな「おいしい」といって、あまったものも、じゃんけんして食べていました。

その他

報告担当 IR(小5)

玉一アクアリウムのみなさん、こんにちは。
今年度もまた調査が始まったのですね!もうおなじみの調査なのでしょうが、でもとっても貴重な調査です。がんばってください。
今回は、外来種だけでなく、オイカワの幼魚も食べたとのこと。今から約20年前、宇宙飛行士の向井千秋さんは、4匹のメダカと15日間宇宙を飛行し、繁殖(はんしょく)にも成功しました。私はその子孫である「宇宙メダカ」をもらって飼育したことがあります。ところで、どうしてメダカを宇宙に連れていったのでしょうか?
答えは宇宙で長期に住むためには食りょうを生産しなくてはならず、メダカの飼育・繁殖はそのための実験だったのです。
話は変わりますが、年末になると日本では雑魚(ざこ:いろいろな種類の入りまじった小魚)という小魚をとって、お正月のおせち料理となる「田作り」を作る食文化がありました。まさに地産地消です。
絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)を捕かくして食べることは問題がありますが、いつもの川の保全活動で、オイカワを少しとっても繁殖(はんしょく)に問題はないとみんなで考えたのですね。
今、食りょうを日本だけでまかなえるかの自給率(じきゅうりつ)が話題になることが多いのですが、全国の川がきれいになり、川魚が増え安心してとって食べることができるようになると素晴らしいですね。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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