活動レポート

活動レポート

市街地の用水路観察会に参加したよ

岡山ハッケンジャー (岡山県)

活動日:

2016年05月21日

参加メンバー&サポーター数:

3人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

市街地の用水路で行われた水辺教室に参加した。この観察会には、最年長のメンバーは6年間、毎年参加している。用水路掃除の為に、水門を止めるタイミングで行われているもので、街中の生き物を観察できる貴重な機会です。また、いつも、同じ時期に、同じポイントで行われているので、過去のイベントと比較することもできる。

参加者のようす

すこし早めに現場に到着し、まずは、目視で用水路をチェック。川の環境を広く見られるので、川に入る前のこのチェックを大事にしている。シュッと細長い6~7センチの小魚の群れが見えた。ウロコの光ぐあいから、コウライモロコだろうと話しあった。大型の魚は全く見られなかった。用水路の壁面がえぐられており、出入りするハゼの仲間が見られた。ミシシッピアカミミガメが出入りしていた場所があり、このポイントのえぐりは奥が深く、魚が沢山隠れているだろうと予測した。また、砂が堆積した部分があり、おそらくカマツカが隠れているから探してみようと話した。いつも見られるタナゴの仲間は、上からでは確認できなかった。

感想・気づいたこと・考えたこと

実際に、川に入り、他の参加者約30名(小学生)と、指導者の大人5名ほどで、約1時間ほど魚とりをした。道具はタモ網のみ。15種類の魚がとれた。過去の同じ場所のイベントに比べ、あまりの少なさにメンバー、サポーターともに驚いた。

(確認種)コウライモロコ、アブラボテ、カワムツ幼魚、チュウガタスジシマドジョウ、メダカ、カマツカ、ヌマチチブ、ヨシノボリ類、ウキゴリ、ゴクラクハゼ、ギギ、ズナガニゴイ、カジカ幼魚、オヤニラミ、ムギツク                                    毎年、たくさんとれる、ヌマムツ、オイカワがいなかった。また、タナゴ類はアブラボテが2~3匹いたのみで、毎年見られているヤリタナゴ、カネヒラもいなかった。

また、イシガイ科の2枚貝も非常にすくなかった。種類だけみると、イシガイ、マツカサガイ、ニセマツカサ、カタハガイ、トンガリササノハガイと、まずまずそろっていたが、個体数が、過去のイベントとくらべ、はっきりと少なかった。タナゴはこれらの体の体内に産卵するので、タナゴが少ないこと関係しているのだろうか?と話あった。                                   反対に多かったのは、ウキゴリ(写真)、ヌマチチブ、コウライモロコ、カマツカだった。

その他

魚が少なかった原因について、カワウが増えたことなども考えられると、指導者の方から話が出ていた。他にもいくつか要因があるのか?これからも、調べていきたい。

岡山ハッケンジャーのみなさんへ
用水路での観察会の様子を報告してくれてありがとうございます^^
今回も見ごたえがある報告書で、感心したり時に一緒に考えたりと楽しませてもらいました。
さて、毎年同じ状況(時期、ポイント)で行われる観察会ですが、今回は過去の観察会と比較して大きな違いがあったのですね。それに関して、自分たちの考えをまとめたり、他の人のお話を聞いたりととてもすばらしいと思います。当日は専門家の方もいらっしゃったと思いますが、自分たちの考えは当たっていたでしょうか?^^
また観察会前に独自に目視調査することもとても大事ですね。
そして、ここからは提案ですが、温度(気温、水温)や水質など環境の変化や、用水路付近の環境の変化(鳥などの外敵、工場などの建設など)も記録してみると、
さらに深く掘り下げることができるのではないかと感じました。毎年の調査を数値化してみると、視点が増えて、おもしろいですよ^^ 理数の勉強にもなります★
みなさんからの次回の報告も、楽しみにしています。
エコまる
岡山ハッケンジャーのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名岡山ハッケンジャー
  • 所在地岡山県
  • クラブの種類近所や地域のお友達

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