岡山ハッケンジャー (岡山県)
5月になってキバネツノトンボ(アミメカゲロウ目ツノトンボ科)を2度見つけた。
触角の形やつぶらな眼、黄色い体など、童話やアニメの世界に出てきそうな昆虫だねと話した。
キバネツノトンボは「岡山県版レッドデータブック2009」では、準絶滅危惧種とされている。「岡山県のレッドデータ生物」(発行:倉敷市立自然史博物館)によると、ススキが生えた小草地に生息するが、草原開発により全国的に減少傾向にある、ということだ。雑木林の間にひらけたような明るい場所で見られ、また、幼虫は草の根ぎわや石下などに潜み、通りかかった小昆虫を捕食する、と書かれていた。開発や農薬散布の影響を受けやすい種のようでもある。なかなか、ムズカシイ生活条件が必要なことが分かった。
なぜ、草原が開発によって消失しているのか話し合った。生きもののくらしと両立できるような、人のくらしや開発について、子どもたちがイメージしやすいところから、考えるきっかけをつくっていきたい。
岡山ハッケンジャー(岡山県)
岡山ハッケンジャー(岡山県)
岡山ハッケンジャー(岡山県)
岡山ハッケンジャー(岡山県)