岡山ハッケンジャー (岡山県)
県北端の河川の源流域で、生きもの調べをしました。網と箱メガネを使って、水生昆虫を中心に調べました。
水はかなり冷たく、素手を入れるとしびれるほどだった。また、急な流れの中、足場も不安定だったため、万が一を考えてヘルメットを着用し、細心の注意で活動した。
源流域の淀みの落ち葉などにいる「マルガムシ」を見つけた。コロンと丸く、遊泳毛もなく、泳ぎはとても下手だった。流れの激しい源流域には似合わない生きものだと思ったが、ちゃっかりと、自分にぴったりの生息環境を見つけ、うまく暮らしているしたたかさに感動した。
また、ムカシトンボのヤゴにも出会うことができた。幼虫は8年もかけて成虫となるため、川が長い間よいコンディションでないと見られないようだ。
また、数種類のカワゲラ、カゲロウ、トビケラが見られた。まさに、羽化したばかりのカワゲラなども観察された。
ふだんは、岡山南部の下流で魚とりをしているが、こういったすばらしい源流部の恵みを受けていることを感じた。
川を調べていると、澄んだ早口の鳥の鳴き声が響いた。ふと手をとめると、メンバーとサポーターのすぐ目の前にミソサザイが現れた。慌ただしくすぐにどこかへ行ってしまったが、これほど間近で観察したことはなく、嬉しいひと時だった。
岡山ハッケンジャー(岡山県)
岡山ハッケンジャー(岡山県)
岡山ハッケンジャー(岡山県)
岡山ハッケンジャー(岡山県)