OMRCこどもエコクラブ (沖縄県)
1.「サンゴってなぁに?」聞いたことはあるけど、サンゴって一体なに者?サンゴの秘密を解き明かせ!
2.「サンゴ礁ウォーキング!」干潮時のサンゴ礁を歩いて探検!どんな生き物に出会えるかな!?
3.「生きもの観察会」自分で見つけたお気に入りの生き物をじっくり見よう触ろう!何をしているところかな?
4.「振り返り」今日は何を学んで何を知ったかな??楽しかったこともみんなで共有しよう!
当日は雨だったにも関わらず、参加者はとても元気に、サンゴ礁に行くのを楽しみにしている様子でした。サンゴ礁を歩いて行くとすぐに、ナマコやヒトデ、カニ、ウニ、魚、サンゴなどに出会えて、生き物の多さにみんなびっくり!はじめは、ナマコやウニなどを「気持ち悪い」「触れない」など言っていた子どもたちも、生き物の生態や食性を学んでいくうちに親近感を覚えたのか、最後は全員が触れるようになっていました。
さらに、だんだんと「かわいい」などの声も聞けるようになり、近そうで遠い存在だった生き物を、身近に感じられるようになりました。すると、「何で浅いところと深いところがあるの?」や「魚には瞼があるの?」などといった、自発的な質問も飛び出し、それを自ら観察したり調べたりすることで解決でき、それにも満足している様子でした。
最後は、「今度は家族みんなで行こう!」や「明日も行きたい!」との声も聞かれ、2時間歩いても疲れが全く見られない子どもたちでした。
当初、沖縄と言えば「サンゴ礁の海」のイメージが強いため、沖縄には日常的に海やサンゴ礁に出かけている人も多いと思っていました。
しかし、実際は、子どもたちだけでなくその保護者の方々からも「初めてサンゴの海を歩きました」や「こんな身近にたくさんの生き物がいるなんてビックリしました」、「親子で初めて海に出かけて嬉しかった」などの声が聞かれ、沖縄の人々が自然離れしている現状にあることがわかりました。
理由を聞くと「近くにありすぎて行こうという気にならなかった」や「(海があることが)当たり前すぎて意識したことがなかった」などの答えがあがり、身近に自然があるからといって、自然体験を行う、ということにはならないようです。
しかし、実際に出かけてみると、楽しい、また来たいと言う気持ちが生まれるということは、今回のように、自然の中に出かける機会を提供していくことは非常に重要であると感じました。
生き物観察では、「何をしてるかな?生き物5分観察!」と題して、子どもたちが自分の好きな生き物を一つ探し、その生き物の行動を五分間追って観察する、という活動を行った。
その結果を発表したりノートに書いてもらったりしたが、「動かないけど寝ていたのかな?」や「目の前に餌があったけど食べていなかった」など、予想以上に様々な気付きがあったようでした。
「自分で発見して自分で調べる」といった主体的な行動こそ、体験として記憶に残り、強い印象を得られるのではないかと考えています。
OMRCこどもエコクラブ(沖縄県)
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