岡山ハッケンジャー (岡山県)
これまでシメクチマイマイとされていたカタツムリの一部が、新種として発見され、「アキラマイマイ」と名付けられた。それにちなんで、博物館が企画した講演会と観察会に参加した。
丸2日におよび、しっかり勉強した。
「殻」では全く区別がつかないシメクチマイマイと、その姉妹種で新種として発見されたアキラマイマイ。講習会では、解剖することで、生殖器の違いによる識別方法など解説していただいた。
シメクチマイマイ、アキラマイマイともに、降水量の少ない岡山(乾燥によりカタツムリには過酷な地域)に適応した種だということを学び、観察会では実際の生息地にも足を運んだ。
さらに、両種の分布の境界線が、干拓される以前の岡山の「海岸線」と一致していることに興味を持った。アキラマイマイはもともと島嶼部の固有種だったのではないかという説にワクワクした。
観察会では、実際に、枯葉や草むらをひっくりかえして、シメクチマイマイやアキラマイマイを探した。
先生もおっしゃられていたが、「新種」はアマゾンの奥地まで行かなくても「近所」にいる、という言葉が心に残った。
「新種」とはなにか。「新種」と「未記載種」との違い。「新種」と認定されるまで、どいういうプロセスを経るのかなど、学術的な研究の一端を感じることができた。
岡山ハッケンジャー(岡山県)
岡山ハッケンジャー(岡山県)
岡山ハッケンジャー(岡山県)
岡山ハッケンジャー(岡山県)