玉一アクアリウム (兵庫県)
年度末の明石川の土砂撤去工事が終盤を迎えています。31日の夕方には全ての工事車両が退去し、何の変化もない単調な平瀬になっていました。
増水の度に土砂がたまり、アシが生え、わんどが形成され、明石川は、河原と早瀬と淵が続く変化に富んだ川になっていました。わんどには、オイカワや、タモロコの幼魚が群れ、早瀬では、夏にオイカワの群れがキラキラ光り、早瀬から淵に入るなだらかな砂地には、カマツカや、スジマドジョウが生息し、淵には大型魚が悠々と泳ぐ姿が見られ、とても喜んでいました。工事現場を目撃したメンバー達は、「あ~っ!ぼくらの明石川がぁ!」「魚たちはどうなったんやろう?」と心配そうに明石川を見つめていました。
明石川は少しの雨でもすぐに増水し、本格的な雨になるとさらに増水し、大量の土砂が運ばれてきます。この土砂は治水には悪影響ですが、コンクリートの護岸を覆い、わんどを造り、生物多様性に寄与していることは確かです。人間の暮らしにも生き物たちもやさしい自然と共生できる方法はないものかと考えます。
報告担当OT(代表サポーター)
玉一アクアリウム(兵庫県)
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