活動レポート

活動レポート

明石川用水路調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2024年09月08日

実施場所:

神戸市 明石川用水路

参加メンバー&サポーター数:

4人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

明石川中流の2つの用水路で調査をしました。2つの用水路を合わせて2時間で、ミナミメダカの幼魚~成魚約110匹、オイカワの幼魚~未成魚4匹、カマツカの未成魚~成魚4匹、ドジョウの未成魚~成魚4匹、タモロコの未成魚1匹、シマヒレヨシノボリの未成魚1匹、カワリヌマエビ属の幼体~成体約200匹、テナガエビの幼体1匹、スジエビの未成体1匹、アメリカザリガニの未成体~成体4匹、モクズガニの幼体~成体9匹、シオカラトンボの幼虫6匹が捕れました。

参加者のようす

アメリカザリガニは玉津第一小学校で飼っているオオクチバスとニホンウナギの餌に持ち帰りました。僕は1つ目の用水路は初めての場所で、思っていたよりも水が冷たくて綺麗で、水面観察で魚もたくさん見られたので、いつもと少し違った感じがして楽しかったです。先輩がタモ網の中のエビの中から小さなエビを取り出してバケツにさっと入れていて「ヌマエビかな」と思ったら小さなテナガエビの幼体で、こんな所まで集中していて僕も見習っていこうと思います。

感想・気づいたこと・考えたこと

1つ目の用水路で捕れたアメリカザリガニのオスの成体の大きなハサミが上に曲がっていたので、脱皮のときに石で挟んだか足で踏まれたのかなと思いました。用水路の水底の石は黒味が強いものが多く、そこに隠れていたモクズガニも黒味が強い個体が多かった印象があります。2つ目の用水路の水底には外来種のオオカナダモがエビモと共に生えていて、オオカナダモは1部を陸に上げて駆除をしました。オオカナダモと似ている在来種のクロモと言う水草もあることを知ったので、これからは気をつけて見ていきます。

その他

報告担当:NR(高1サポーター)

玉一アクアリウムのみんな、明石川用水路調査の報告ありがとう!
用水路2か所の調査おつかれさまです!生きものの名前と個体数をしっかり記録することができていて、いつも感心しています。先輩からの伝統が生きていますね!これはすごいことですよ。
さて、写真を見ると、一方は植物が茂っているのに対し,もう一方はコンクリートの護岸(ごがん)になっています。
環境の違いで、水生の生きものの状態が変わってくることを比べるのに、とても適した調査地でしたね。
投稿の記述を見ても、2か所のちがいが、良く記されていました。
生きものにとって暮らしやすい環境は、私たち人間にとってもすごしやすい環境だと信じています。これからも考えていきましょう。
いずれの調査地からも外来種(がいらいしゅ)は記録されたようですね。
悩ましい事実ですが、少しでも改善していくといいですね。
次の投稿も待っています^^
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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