玉一アクアリウム (兵庫県)
四万十川中流調査でお世話になった四万十川財団の中平さんに四万十川伝統漁の火振り漁見学でもとてもお世話になりました。火振り漁は漁師さんたちが漁をする日を決めていて、いつ漁をするのかわからないのに、中平さんが漁師さんに連絡してくださって、今日この辺で火振り漁があると教えてくださって、日が暮れてから僕たちを火振り漁に連れて行ってくださいました。
中平さんの案内で四万十川沿いの道路から火振り漁を見学しました。暗闇の中に四万十川でゆっくり船を動かして刺し網を設置する漁師さんたちの漁船が見えました。しばらくすると強いライトを灯した漁船が長い棒で水面をたたきながら鮎を追い込む様子も見られました。そのあと中平さんに四万十川の河原に連れて来ていただくと漁船がとても近くに感じて、漁船に乗った漁師さん同士の楽しそうな会話も聞こえて、刺し網を引き上げると大きな鮎がたくさん掛かっているのも暗い中で確認できました。
漁が終わると漁師さんたちが対岸から近くに来てくださって、間近で刺し網に掛かった鮎を素早く外すプロの技を見せてくださり、疑問に思った事を聞くと丁寧に説明してくださって嬉しかったです。漁師さんたちは説明してくださる時も手を休める事なく刺し網に掛かった鮎を外しながら対応してくださる姿がかっこよくて、火振り漁師になりたいと思いました。漁船のライトにカゲロウの成虫がたくさん集まってきていました。漁師さんは夕方降った雨で水量や流されてきた樹木の葉が多くなっていると言っていて、僕たちから見ると鮎がたくさん獲れているように見えましたが、漁師さんは「あまり獲れていない」と言っていました。小中学生メンバーたちも真剣に疑問に思った事を漁師さんたちに聞いていました。中平さんが漁師さんたちに連絡をとってくださって、鮎の香りがするとても近いところで見せていただいて、みんな嬉しかったです。
報告担当:NR(高1サポーター)
玉一アクアリウム(兵庫県)
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