活動レポート

活動レポート

揖保川水系調査と明石川上流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2024年06月16日

実施場所:

宍粟市 揖保川水系  神戸市 明石川上流

参加メンバー&サポーター数:

5人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

揖保川水系の始めの場所で釣りをしたけどカワムツの成魚1匹しか釣れなくて、すぐにタモ網調査に変えました。1時間で、オイカワの幼魚約30匹、カマツカの未成魚~成魚2匹、カワリヌマエビ属の未成体~成体約10匹、サワガニの幼体~成体約20匹、ヘビトンボの幼虫1匹、コオニヤンマの幼虫1匹、ガガンボの1種の幼虫1匹、オオヤマカワゲラ属の幼虫1匹、フサオナシカワゲラ属の幼虫1匹、ヒゲナガカワトビケラの幼虫約15匹、コガタシマトビケラの幼虫2匹、シロタニガワカゲロウの幼虫6匹、ヒメトビイロカゲロウの幼虫8匹、シロハラコカゲロウの幼虫3匹が捕れました。このあとは揖保川水系の次の場所で調査をしました。

参加者のようす

1時間30分で、カワムツの成魚1匹、ニホンイシガメの幼体2匹、カワリヌマエビ属の未成体~成体約20匹、サワガニの成体5匹、ダビドサナエの幼虫1匹、ミヤマカワトンボの幼虫~成虫2匹、ヒラタドロムシの幼虫1匹、ブユの1種の幼虫約10匹、マダラガガンボ属の幼虫1匹、クラカケカワゲラ属の幼虫2匹、ヒゲナガカワトビケラの幼虫約20匹、シロタニガワカゲロウの幼虫10匹、オオマダラカゲロウの幼虫1匹、アカマダラカゲロウの幼虫3匹、ヒメトビイロカゲロウの幼虫7匹、トビイロコカゲロウの幼虫約10匹、ウスイロフトヒゲコカゲロウの幼虫1匹が捕れました。揖保川水系は水がとてもきれいで冷たくて、調査で明石川では見られない水生生物がたくさん見られ、水の中に入った時はとても冷たく感じたけど次第に慣れてきて、泳ぐと寒い位でしたが楽しかったです。

感想・気づいたこと・考えたこと

調査をしていると雨が降ってきて雷の音も聞こえたので、すぐに川から上がって車の中に入りました。ホタルを見る予定だったけど、これから夜まで雨が降り続くみたいなのでホタルをあきらめて雨が降っていない神戸に戻って、いつもの自転車では行けない明石川上流で調査を続けることにしました。神戸は晴れていて、明石川上流で30分調査をして、チュウガタスジシマドジョウの成魚20匹、カワヨシノボリの未成魚1匹、カワリヌマエビ属の幼体~成体約120匹、アメリカザリガニの幼体1匹、コオイムシの幼虫1匹、ハグロトンボの幼虫6匹が捕れました。捕れなかったけど、オイカワがたくさんいました。アメリカザリガニは、玉津第一小学校で飼っているニホンウナギの餌に持ち帰りました。明石川中流ではあまり捕れない珍しいチュウガタスジシマドジョウが、上流では成魚ばかり20匹も捕れて、上流の方が砂がきれいで生活しやすい環境なのかなと思いました。

その他

報告担当:IK(中1)

玉一アクアリウムのみなさん、揖保川水系と明石川上流の調査おつかれさまでした。
今回はすこし遠出をしたようですね。揖保川水系はずいぶん水がきれいだそうですが、暑い時期なので、川の上流部での調査は水が冷たくて気持ちよさそうです。
毎回たくさんの生きものを採集するみなさんですが、揖保川水系のカワゲラ類やカゲロウ類、清流にすむトンボのヤゴなど多くの水生昆虫は、たしかにみなさんが明石川での調査で確認しているものとちがう顔ぶれです。ここにはニホンイシガメの幼体もいたのですね。カメというと、平地の池にいるイメージが強いですが、こうして川の上流部で生活しているのを見ると、日本列島の環境に適応してきた固有種なのだと感じます。明石川上流でも、めずらしいチュウガタスジシマドジョウがたくさんいることがわかり収穫だと思います。
みなさんは明石川で調査を続けていますが、ふだんから自然を観察する訓練ができているので、揖保川水系や明石川上流に行ってみると、それぞれ環境と生きものがずいぶんちがうことに気づくことができるのでしょう。これからも毎回の調査をたのしく続けていってください。次のレポートも楽しみにしています!
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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