活動レポート

活動レポート

明石川源流調査と明石川上流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2024年05月03日

実施場所:

神戸市 明石川源流 明石川上流

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

明石川源流と明石川上流で調査をしました。明石川源流で2時間30分調査をして、カワヨシノボリの未成魚1匹、サワガニの幼体~成体約30匹、オニヤンマの幼虫1匹、ミルンヤンマの幼虫1匹、オジロサナエの幼虫2匹、アサヒナカワトンボの成虫1匹、フタツメカワゲラ属の幼虫約30匹、コガタシマトビケラの幼虫2匹が捕れました。源流も大雨で土砂が谷筋に流れ込んでいて、いつもと様子が変わっていました。

参加者のようす

水生生物も流されて少なくなっているだろうと思っていたら予想通りの結果でした。視点を変えて植物や鉱石に目を向けると、マムシグサやキクラゲなどがあり、朽木の中にはコクワガタの成虫もいて、沢には玉髄という石英の1種もあって、小中学生メンバー達は宝石みたいな玉髄を石で削り取っていて楽しそうでした。いつもの中流~下流とは違う場所での調査だったので楽しそうにしていました。源流は空気がひんやりしていて寒い時もありました。メンバー達は最初は「水が冷たい」と言っていましたが途中からは慣れていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

明石川上流では1時間調査をして、チュウガタスジシマドジョウの成魚1匹、カマツカの未成魚1匹、カワヨシノボリの成魚1匹、カワリヌマエビ属の幼体~成体約300匹、アメリカザリガニの幼体~成体11匹、コオイムシの成虫4匹、ヒメガムシの成虫1匹、マメガムシの成虫1匹、ヒラタドロムシの幼虫2匹、ハグロトンボの幼虫12匹、アオモンイトトンボの幼虫1匹、コガタシマトビケラの幼虫3匹、シロタニガワカゲロウの幼虫9匹、ウデマガリコカゲロウの幼虫約10匹、シロハラコカゲロウの幼虫1匹が捕れました。アメリカザリガニは玉津第一小学校で飼っているニホンウナギの餌に持ち帰りました。捕れた種類は中流とあまり変わりませんでしたが、水がきれいで岩が多くありました。オイカワは捕れませんでしたが目視では確認できました。

その他

報告担当:NR(高1サポーター)

玉一アクアリウムのみなさんへ
今回は源流域の調査ということでレポートの写真もずいぶん雰囲気(ふんいき)がちがいますね!いつもと源流域のようすがちがっていたと書かれていましたが、豪雨災害(ごううさいがい)によって流木被害が発生し、海域にも影響(えいきょう)があったと聞いています。山の状況を知ることは流域全体を理解することにもつながりますので、今回の調査は大切な成果になると思います。ぜひ土砂流出状況と合わせて記録してください。
そしてやっぱり源流域や上流はわくわくしますね。河川全体の調査をしているみなさんは本当にすばらしい体験と学びをえていると思います!みなさんの活躍をいつも楽しみにしています!
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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