活動レポート

活動レポート

明石川中流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2023年04月09日

実施場所:

神戸市 明石川中流

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

2日前の雨で川の水は少し濁っていましたが水量はあまり増えていなかったので、いつもの場所より少し上流の明石川中流で1時間30分調査をしました。ミナミメダカの成魚約30匹、オイカワの幼魚~未成魚約20匹、ドジョウの未成魚1匹、コイの幼魚1匹、カマツカの幼魚1匹、ニホンイシガメの成体1匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体約250匹、アメリカザリガニの幼体~成体36匹、スジエビの未成体~成体3匹、テナガエビの成体1匹、ヒラテテナガエビの未成体1匹、コオイムシの成虫2匹、ヒメガムシの成虫3匹、シオカラトンボの幼虫約20匹、ハグロトンボの幼虫2匹、ブユの1種の幼虫約10匹、サホコカゲロウの幼虫約20匹、ガガンボ属の1種の幼虫3匹が捕れました。アメリカザリガニの成体はナーセリーの畑の肥料に、幼体~未成体は玉津第一小学校で飼っている魚の餌やメンバーたちがそれぞれ家で飼っている魚の餌に持ち帰りました。

参加者のようす

増水で近くの魚道の溜まりからアメリカザリガニが流されてきて、たくさん捕れました。今年度初めてニホンイシガメも捕れたので、みんなで観察してリリースしました。この個体もアライグマに両前足と尻尾の先を食べられていて被害の深刻さを感じました。今日もみんなとても頑張っていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

時間が余ったので神戸市絶滅危惧種のイシガイやマシジミが生息している用水路でも調査をしました。たくさん生息しているのを確認できて安心しました。「ケン!ケン!」と鳴く甲高いキジの声が茂みから聞こえたので、茂みに近づくと足元から尻尾の長い大きなキジのオスが急に飛び立ったので、とても驚きました。

その他

報告担当:NR(中3)

「玉一アクアリウム」のみなさん、明石川中流調査の活動レポートありがとうございます。
多くの生きものを捕まえ、その豊かさに感動しました。雨の中でも探索をあきらめずにがんばった姿勢に感銘(かんめい)を受けます。
ミナミメダカやオイカワ、ドジョウなどの魚の幼体や成魚の捕獲は川の生態系の豊かさを示しています。ミナミヌマエビやスジエビなどの甲殻類の存在も水質の良さと環境の健全性(けんぜんせい)を証明しています。
特に、アメリカザリガニの増水時の捕獲(ほかく)はおどろくべき成果です。捕獲した生きものを有効活用し、資源の循環(じゅんかん)にも取り組む姿勢はすばらしいです。また、用水路での調査でもイシガイやマシジミの生息を確認できたことは生態系保全につながります。
キジの声や大きなオスの姿に出会い、自然のおどろきや感動を体験できたこともすばらしいです。みなさんの活動には探究心(たんきゅうしん)と情熱があふれています。
自然環境の保護と生物多様性の維持(いじ)に向けて、引き続きがんばってください。将来のためにも、みなさんの努力は貴重な財産です。これからもがんばってください!みなさんの活動を応援しています^^
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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