活動レポート

活動レポート

田中川用水路調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2023年02月23日

実施場所:

神戸市 明石川支川田中川用水路

参加メンバー&サポーター数:

7人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

田中川用水路で2時間調査をして、ミナミメダカの成魚約1500匹、タイリクバラタナゴの幼魚~成魚663匹、タモロコの未成魚~成魚約60匹、モツゴの未成魚約60匹、オイカワの幼魚~未成魚7匹、ナマズの成魚1匹、ドジョウの幼魚1匹、スッポンの幼体1匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体約70匹、アメリカザリガニの幼体~未成体9匹、スジエビの成体4匹、モクズガニの未成体5匹がとれました。みんなで観察ケースに入れながらタイリクバラタナゴを1匹ずつ数えました。みんなは200~300匹ぐらいと予想していたけど、663匹もとれていたので驚きました。

参加者のようす

タイリクバラタナゴは、飼うためや家で飼っている魚のえさにするために、ほしい人たちみんなで分けてぜんぶ持って帰りました。前にどろぬきをしたタイリクバラタナゴの佃煮を活動の時にもらって食べたことがあるけどおいしかったです。アメリカザリガニは、学校で飼っているニホンウナギやブルーギルのえさに持って帰りました。

感想・気づいたこと・考えたこと

田中川用水路の底はヘドロで、用水路に入った場所はまだ砂が混ざっていて歩きやすかったけど、奥に行くほどヘドロだけになって歩きづらくて「もう無理」と思ったけど、他の4年生たちは「あみですくうと魚がいっぱいとれて一番楽しかった」と言っていました。前はアメリカザリガニがたくさんとれてタイリクバラタナゴが少なかったので反対になりました。この場所では前にヤリタナゴもとれているので、タイリクバラタナゴに負けないでほしいです。

その他

報告担当:OY(小4)

玉一アクアリウムのみなさん、活動報告をありがとうございます。
2月の活動ですが、その結果を見ると着実に春に向かっているようですね。ミナミメダカの1500匹やタイクリバラタナゴの663匹を数えるのは根気がいる作業で大変だったでしょう。みなさんは外来生物をただ駆除(くじょ)するのではなく、有効活用することを考えて実践(じっせん)しているのがすばらしいです。また、自然の生態系(せいたいけい)がもどるようにメンバーみんなで考えてみてください。たとえば、ヤリタナゴが生息繁殖(はんしょく)するためには、共生関係にあるホトケドジョウとマツカサガイが欠かせません。報告にある田中川のヘドロは何とかしたいですね。みなさんの知恵(ちえ)と行動力で課題を解決していってくださいね。
では、次回の報告も楽しみにしています。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
拍手する

999 拍手

クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

これまでの報告

クラブの活動レポート一覧

活動レポート一覧