活動レポート

活動レポート

明石川中流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2022年12月13日

実施場所:

神戸市 明石川中流

参加メンバー&サポーター数:

4人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

明石川中流の工事が始まる場所で、学校が終わってから1時間調査をしました。オイカワの幼魚~成魚約200匹、ミナミメダカの未成魚~成魚約25匹、カマツカの幼魚~成魚24匹、モツゴの未成魚~成魚2匹、タモロコの成魚1匹、ドジョウの成魚1匹、コウライモロコの未成魚1匹、フナの未成魚1匹、カワヨシノボリの成魚1匹、ミナミヌマエビの幼体~成体約250匹、ヒラテテナガエビの幼体~成体5匹、シオカラトンボの幼虫1匹、ガガンボの幼虫5匹、コガタシマトビケラの幼虫7匹、ハリガネムシの成虫1匹がとれました。

参加者のようす

高校生1人と私たち小学生2人の3人だったので、人が少なく静かだったけど、オイカワやミナミメダカやカマツカなどがたくさんとれました。私は、砂の中や草のしげみや石の下を探して今日一番大きなカマツカの成魚がとれたり、神戸市絶滅危惧Cランクのコウライモロコがとれたりしたので、うれしかったです。

感想・気づいたこと・考えたこと

これからこの場所で河原にたまった砂を取り出す工事が始まります。今は川に深い場所や浅い場所、流れが早い場所と遅い場所があって、川には草もたくさん生えているのでたくさんの生き物たちがいますが、工事が始まると川の生き物たちが住めなくなるのでかわいそうです。生き物たちが戻ってくるまでは、この場所はただの浅い川になるので「やだ!」と思いました。

その他

報告担当:OY(小4)

玉一アクアリウムのみんな、明石川調査の報告ありがとう!
12月に入り、寒さがきびしくなってきました。今年もあとわずかとなってしまいました。調査者は少なくても効率よく活動でき、成果は上がったようですね。
ところで、明石川中流では河川改修(かせんかいしゅう)の工事が始まるのですね。治水(ちすい)からすると、水を効率よく流すことを優先(ゆうせん)します。一方、生物にとっては、多様な環境がたもたれることが大切ですから、川のすがたもふくざつであることが求められます。
人のくらしと、生物のくらしのどちらを優先させるかという話ですから、むずかしい問題です。長い目で見ると、多様な自然を残す考えも必要だと思うのですが、人のくらしとどう折り合いをつけるかが課題です。答えはかんたんには出ないかもしれませんが、生きものの立場に立った調査は大切です。みなさんも自分の考えとこれまでの成果をまとめていってください。
次のレポートも楽しみにしています。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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