活動レポート

活動レポート

山菜採りと源流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2022年04月02日

実施場所:

神戸市 平野町の里山 明石川支川福知川の支川の源流

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

自転車で里山に行き山菜採りと明石川支流の福知川の更に支流の源流で調査をしました。山菜はワラビ、ゼンマイ、イタドリが採れ、山菜ごはんにして試食する予定です。源流調査は1時間30分で、ニホンアマガエルの成体1匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体約100匹、アメリカザリガニの幼体~未成体52匹・成体1匹、テナガエビの幼体~未成体4匹、オニヤンマの幼虫6匹、ヤマトクロスジヘビトンボの幼虫2匹、アメンボの成虫3匹、コセアカアメンボの成虫3匹、ヒメアメンボの成虫2匹、シマアメンボの成虫1匹、ブユの1種の幼虫約10匹、ハナアブの1種の幼虫2匹、オナシカワゲラ属の1種の幼虫約20匹・成虫1匹、コガタシマトビケラの幼虫6匹、ヨシノコカゲロウの幼虫約20匹、シロハラコカゲロウの幼虫約10匹、タコウビル1匹がとれました。また、カワモズク(恐らくチャイロカワモズク)も生えていました。アメリカザリガニはメンバーたちが飼っている水生生物の餌に持ち帰りました。

参加者のようす

山菜採りではまず初めにワラビを探しましたが、足元の石や枯れた草などに紛れて踏みつけそうになったりしつつも皆んなで沢山採ることができました。ゼンマイは湿地帯の斜面に生えているのでウェーダーに着替えて採りましたが泥でドロドロになりました。また、山菜採り中にシマヘビの幼体を捕まえることができたのでみんなで観察しました。

感想・気づいたこと・考えたこと

山菜採りでワラビは、初めどこに生えているのか探すのに苦戦しましたが、目が慣れてくると生えているワラビが見えてきたので採るのが楽しかったです。源流調査では今回魚類は確認できませんでしたが、水生昆虫の類を多数確認することが出来たので楽しかったです。綺麗な水に住むカゲロウやカワゲラの仲間や普段見ることのないカワモズクなどを観察出来たので良かったです。

その他

報告担当:NA(高3サポーター)

玉一アクアリウムのみなさん、こんにちは。
自転車で移動して山菜とりと調査ということですが、ほんとうにみなさんは元気ですね。
自分で採った山菜の味はどうでしたか?山菜ごはんにイタドリを入れるとすっぱくなりそうだけど、大丈夫だったかな?
シマヘビの幼体は、みなさんに観察されてもおとなしくしていたようですね。毒(どく)のないヘビですが、成体は気が荒い個体が多いと思います。みなさんも気をつけてください。
今回はいつも調査している明石川の支流の、それも源流に入ったとのこと。結果を見ると、トビケラやカゲロウなど、本流とは見られる生きものがずいぶんちがっていますね。オニヤンマの幼虫も細い流れに多い生きものです。こうしてふだん見られないものと出会えると楽しかったことでしょう。
流れの中にカワモズクもあるということは、ずいぶん水がきれいな場所だと思うのですが、一方でアメリカザリガニがたくさんいるのは気になりました。日本に持ちこまれてから100年近くになりますが、このように自然環境の豊かなところまではいりこんでいるので、これからも注意していかなければなりませんね。
それでは、つぎのレポートも楽しみにしています。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
拍手する

185 拍手

クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

これまでの報告

クラブの活動レポート一覧

活動レポート一覧