活動内容

1．「ゴーヤーパーク内の見学」…ゴーヤーの話を聞いて、見て、さわって、味わってみよう！
2.「ゴーヤーのスケッチ」…どんなゴーヤーがあるのかな？お気に入りのゴーヤーを見つけ出そう！
3.「ゴーヤークイズ」…ゴーヤーは健康にいいって本当？看板をヒントにしてクイズを解こう！
4.「新聞作り」…これまでの活動をふりかえり、オリジナルの活動新聞を作ろう！

参加者のようす

　今回は沖縄の有名な野菜である、ゴーヤーを知る為にゴーヤーパークに訪れました。パーク内には様々なゴーヤーがあり、形や色、大きさ、種類の多さに子ども達も興味津々でした。苦いゴーヤーですが、実はお茶としても有名です。ゴーヤー茶を試飲してみると、想像とは違って苦い味はしませんでした。そこで、実際にゴーヤーパークの方に話を聞いてみると、知らなかったことがいっぱい！「ゴーヤーは苦いだけでなく、健康に良くて、いろんな薬にもなるんだ！」と子ども達のイメージも変わったようです。その後は、ゴーヤーの葉・実・花のスケッチを行い、色まで綺麗に塗って仕上げてくれました。また、お気に入りのゴーヤーもそれぞれ違い、人気があったのはヘビのように長いヘビウリ！子ども達は「２～３ｍまで長くなるんだ！」と驚いた様子でした。
ゴーヤーについて知ったあとは、今年一年のふり返りを行いながら新聞を作りました。グループに分かれて、月ごとの記事の文章を作成しました。文章が完成したら、字を書く係やイラスト係、写真係と、みんなで分担！ 1枚の大きな紙にみんなで集まって書くので、逆さから文字を書くなど、子ども達同士で譲り合う姿がみられました。「書きたいことが多すぎて、まとめるのが難しかった」や「写真を選んで、切って貼るのが楽しかった」との声が聞こえてきました。こうして、子どものアイディアが詰まった新聞が完成しました。

感想・気づいたこと・考えたこと

　ゴーヤーは健康に良い野菜です。ゴーヤーは実だけでなく、種や葉にも非常に多くの栄養が含まれています。しかし、苦いイメージがある為に、ゴーヤーが好き！と言える人はなかなかいません。今回の活動を通して、「どんなゴーヤー料理が美味しいのか」、「どんな形、大きさのゴーヤーが苦くないのか」と子ども達もゴーヤーに興味をもってくれたようです。また、たくさんのゴーヤーがある中で、子ども達に『緑のカーテン』について尋ねてみました。緑のカーテンとは、成長した植物のつるや葉が、窓などを覆って日影を作る、植物のカーテンのことです。夏の暑い時期には、クーラーや扇風機を使ってしまいますが、この緑のカーテンを使用すると、部屋の温度を約4℃も下げてくれます。このことについては、多数の子ども達が知っていました。電気代もかからず、地球温暖化の原因である、二酸化炭素を吸収する緑のカーテンは身近にできるエコ活動です。このように身近にある野菜で環境にも良い活動ができることを知り、今後も子ども達と広めていきたいと思います。
新聞作りでは、イラストを描いたり、写真を切ったり、それぞれ得意なことを分担して行いました。その中で、写真を様々な形に切ったりなど、良いアイディアがたくさん出てきました。文章を作るのは大変でしたが、高学年の子ども達が、低学年の子ども達を上手にサポートし、チームワークもバッチリでした。

その他

　新聞作りで最も大変なのは、記事の作成です、そこで、全員で協力して記事を書きたいという思いがありました。とはいえ、誰もが記事を、始めからスラスラと書けるわけではありません。そこで、今回は記事作成の為に連想ゲームのようなものを導入しました。内容としては、活動のふりかえりとして、月ごとの活動を書いた紙に、一言ずつ感想やキーワードを書いてもらいました。例えば、今回の活動である、ゴーヤーパークだと、「お茶は苦くなかった・白いゴーヤー・薬になる」といった言葉が、そして9月の活動であるリーフウォークであれば、「ケブカガニ・クロナマコ・ウニの歯が5本ある・赤土」などの言葉が出てきました。この言葉を組み合わせたり、ヒントとして文章を作りました。そうすることで、イメージがふくらみ、文章作りが短時間でできました。完成した新聞を見て、子ども達は達成感に満ちあふれていました。