活動レポート

活動レポート

明石川中流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2021年08月29日

実施場所:

神戸市 明石川中流

参加メンバー&サポーター数:

4人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

朝7時に明石川中流で昨夕仕掛けたカゴ4つを引き上げました。全部合わせて、クサガメの成体4匹、スッポンの成体1匹、アカミミガメの未成体1匹、アメリカザリガニの成体1匹が入っていました。その後、調査をしました。1時間30分で、オイカワの幼魚~未成魚約360匹、ミナミメダカの成魚18匹、ブルーギルの幼魚7匹、シマヒレヨシノボリの成魚2匹、モツゴの未成魚1匹、ギギの幼魚1匹、ドジョウの幼魚1匹、ドンコの幼魚1匹、ウシガエルの幼生2匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体約700匹、スジエビの成体2匹、テナガエビの幼体~成体3匹、ヒラテテナガエビの成体1匹、アメリカザリガニの未成体1匹、モクズガニの幼体~未成体7匹、コガタシマトビケラの幼虫21匹、コオイムシの幼虫~成虫4匹、ヒメガムシの成虫3匹、ハグロトンボの成虫3匹、イトトンボ類の幼虫1匹、コガタノミズアブの幼虫1匹が捕れました。外来種は駆除をして、ナーセリーの肥料や飼育している生物の餌用に持ち帰りました。

参加者のようす

久しぶりに調査に参加してとても楽しかったです。みんなもとても頑張っていました。仕掛けのカゴを引き上げた時に、仕掛けのカゴどうしはすぐ近くにあったのに、たくさん捕れているカゴと全く捕れていないカゴがあって、場所なのか餌なのかはわからないけど、好みがあるのか不思議でした。

感想・気づいたこと・考えたこと

カゴに入っていた大きなスッポンの成体はとても狂暴で、尻尾のほうを持っても長い首を反転させて噛みつこうとします。スッポンを持っていて、うっかり体がスッポンに近づくとウエーダーにも噛みついてきます。調査で今までいろんなスッポンに出会ったけど、こんなに気の荒いスッポンは初めてです。生物は同じ種でも1匹ずつ個性があって面白いです。

その他

報告担当:IK(中1)

玉一アクアリウムのみなさん、報告をありがとう。
ひさしぶりの調査報告を楽しく読みました。2日連続の仕掛けを使った調査で大変だったかもしれませんが、みなさんのワクワク感が伝わってきました^^調査や仕掛けをして、いろいろなおもしろいことに気がつきましたね。
大雨のあとの川の変化や水生昆虫と魚の種類のちがいを観察し考えた、その考察力におどろきました。また、魚たちを助けるために魚道を直したとありました。とっさの行動力もすばらしいですね。
日ごろから川の調査を続けているだけでなく、川や生き物への大きな思いやりをもっているからこそ、今回のような行動につながるのだと思います。先輩のその姿をみて「すごい」と後輩が感動した、それも「すごい」と思います。玉一の活動の中で、ずっと大切にうけつがれてきたことですね。それにしても、この地点にカメやスッポンが多いのはなぜでしょう。この川は、外来生物もふくめて生物多様性に恵まれていることにも注目したいと思います。また、元気な活動報告を楽しみにしています。がんばってください。(環境カウンセラーMJより)
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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