活動レポート

活動レポート

山田町の棚田で草刈りと自然観察

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2021年08月21日

実施場所:

神戸市 山田町の棚田

参加メンバー&サポーター数:

9人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性
  • 農業・栽培 農業・栽培

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

里地里山保全協議会の大嶋さんや保全協議会の方々と今年も山田町の棚田で畦道や土手の草刈りをしました。お昼を食べた後に、もう一仕事しようと思っていたのに雨が降ってきて下山しなければいけなくなって残念でした。

参加者のようす

ふもとから棚田に来るまでの土の山道に野生のイノシシが餌を探して掘り返した跡がたくさんあって、昨年はお米をたくさん食べられてイノシシがいるのはわかっていたけど、本当にイノシシがたくさん生息していることを改めて知りました。昨年は電気柵がイノシシに突破されて、今年は新しい電気柵を大嶋さんが取り付けているので、伸びた草が電気柵に触れないように、刈っている鎌やハサミで電線を傷付けないように、種をつけた絶滅危惧種の植物を刈らないように気を付けながら慎重に草刈りをしました。

感想・気づいたこと・考えたこと

棚田に来る時に志染川も増水していて、今回は調査できませんでした。その代わりに棚田で自然観察をたくさんしました。棚田の水を張った田んぼの中にはシャジクモやミズオオバコが生え、土手にはカワラナデシコが咲いていました。昆虫はミンミンゼミの成虫や抜け殻の他にクロコノマチョウの幼虫やアカスジキンカメムシの幼虫、成虫ではカノコガやトゲアリ、マメチビタマムシ、コクワガタなど町ではあまり見られない虫もいて楽しかったです。次の稲刈りの時まで稲をイノシシに食べられなければいいなと思います。

その他

報告担当:NR(中1)

玉一アクアリウムのみなさん、こんにちは。
今回はいつも活動している明石川周辺の調査ではなく、棚田(たなだ)の整備活動(せいびかつどう)だったのですね。暑い中、おつかれさまでした。
イノシシによる農作物の被害(ひがい)は全国で大きな問題となっています。兵庫県でも起きている問題なのですね。山里に住む人が少なくなった、温暖化のため雪が少なくなりイノシシの住める場所が広がったなど、色々な原因(げんいん)があるようです。社会の変化や気候の変化が原因なのであれば、簡単には解決(かいけつ)できなさそうな問題ですよね。問題の背景は複雑(ふくざつ)ですが、とりあえず電気柵(でんきさく)や草刈りで、イノシシが棚田に来るのをあきらめてくれるといいですね。
棚田では町では見られない生き物たちを観察できたとのこと。里山の環境を好む生き物たちが生息しているのですね。田んぼの中にシャジクモが生えていたということは、棚田の水はきっときれいなのでしょう。(湧水を(ゆうすい)使っていたりするのかな?)生き物を観察することで、自然の環境が生き物たちに大きく影響していることがよく分かりますね。
稲刈(いねか)りの様子もよかったらぜひレポートしてください。楽しみにしています^^
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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