活動レポート

活動レポート

明石川下流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2021年07月18日

実施場所:

明石市 明石川下流

参加メンバー&サポーター数:

4人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

明石川下流の水路と本流で調査をしました。合わせて3時間で、ブルーギルの幼魚~成魚83匹、オオクチバスの幼魚~未成魚47匹、ミナミメダカの幼魚~成魚36匹、ギンブナの幼魚14匹、ニホンウナギの幼魚7匹、ヨシノボリ類の未成魚5匹、ヒナハゼの成魚3匹、ウロハゼの未成魚~成魚2匹、ナマズの未成魚1匹、オイカワの幼魚1匹、モツゴの成魚1匹、ボラの幼魚1匹、ウシガエルの幼生5匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体70匹、ミゾレヌマエビの幼体~成体70匹、テナガエビの幼体~成体18匹、モクズガニの幼体9匹、クロベンケイガニの未成体7匹、ハイイロゲンゴロウの成虫2匹、アオモンイトトンボの幼虫3匹、ギンヤンマの幼虫1匹、コオニヤンマの幼虫1匹がとれました。ブルーギル、オオクチバス、ウシガエルは駆除をして仕掛けのエサ用やナーセリーの肥料に持ち帰り、他は全てリリースしました。他にヒゲコガネやコチビミズムシなども見つけました。

参加者のようす

始めに明石川下流に繋がる小さい水路で調査をしました。ブルーギルやオオクチバスがたくさんとれてギンブナやヨシノボリ、ウナギの幼魚、ナマズの未成魚もとれました。先日の大雨で水路に流されてきたのだと思います。その後、本流で調査をし、大きなウロハゼやテナガエビ、ヒナハゼなどがとれました。コオニヤンマのヤゴもとれました。コオニヤンマのヤゴは、もう少し上流にいるので、このヤゴも大雨で流されてきたのだと思います。

感想・気づいたこと・考えたこと

その後、1時間予定を伸ばして、先程のブルーギルなどがいた水路で釣りによる調査をしました。近くにいたミミズをエサに、もう1人の高校生サポーターが偶然持ってきていた釣具でブルーギルとオオクチバスを合わせて130匹ほど釣れました。網での調査よりも効率が良く、たくさん駆除することができました。まだまだいたので、また釣りでの調査をしようと思います。

その他

報告担当:KR(高1サポーター)

玉一アクアリウムのみなさん、サポーターのKRさん、こんにちは。
明石川での生き物調査の結果をまとめて報告してくれて、どうもありがとう!
外来種を駆除するという大きな目的に対して、いつも有効な方法を考えていることはすばらしいよ。釣りでの調査など工夫して活動を続けていることは、とてもいいですねぇ。今回は、ブルーギルやオオクチバスがたくさんいて、少し残念だったね。オイカワの幼魚1匹も少し寂しかったのかな。
みんなは、調査結果をみて「なるほど」と納得して終わるのではなく、「大雨で水路に流されてきたのだと思う」と、なぜそのような結果になったのかを分析しています。結果をもとに、自分たちが考えて、気がついたことをまとめています。とてもいいですね★ 調査では、「なぜこういう結果になったのだろう?」とみんなでいろんなことを考えてみるのも楽しいよ。つぎの報告も楽しみに待っているよ♪
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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