活動レポート

活動レポート

明石川下流~河口調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2020年10月03日

実施場所:

明石市 明石川下流~河口

参加メンバー&サポーター数:

5人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

干潮の明石川下流~河口で、今年の秋2回目のタモ網調査をしました。1時間30分で、ヒナハゼの成魚43匹、チチブの幼魚17匹、シマイサキの幼魚12匹、ミナミメダカの成魚9匹、コウライモロコの幼魚4匹、ゴクラクハゼの幼魚~成魚4匹、オイカワの幼魚2匹、ニホンウナギの幼魚1匹、クロホシマンジュウダイの幼魚1匹、ブルーギルの幼魚1匹、マハゼの成魚1匹、ウロハゼの未成魚1匹、マゴチの幼魚1匹、アベハゼの幼魚1匹、クサガメの成体2匹、ミナミヌマエビの幼体~成体18匹、テナガエビの幼体~成体4匹、サルエビの幼体2匹、クロベンケイガニの成体5匹、モクズガニの幼体3匹、ゴカイ類1匹がとれました。ブルーギルは駆除をして学校の川探検のしかけの餌に持って帰り、学校のグッピー水そうにヒーターを入れて水温を上げられるようになったので、クロホシマンジュウダイとシマイサキも持って帰って学校で飼ってみたいと思います。他はリリースしました。

参加者のようす

この前の大雨で増水して、明石川下流~河口の川の中の地形が変化して、川底の砂がえぐられた所は深くなっていて、河口の方には少ししか行けなかったけど、安全な範囲でみんな真剣に調査を頑張りました。

感想・気づいたこと・考えたこと

増水で流されたのか、この前までたくさんいたミナミメダカが少ししかいませんでした。今回もクロホシマンジュウダイの幼魚がとれました。2年前の11月にもこの近くでクロホシマンジュウダイの幼魚がとれたけど、その時はもっと小さかったので、これだけ早く成長しているのは海水温が高いからなのかなと思いました。調査をすると新しい発見も外来種の駆除もできて、明石川を守ることになるのでうれしいです。

その他

報告担当:IK(小6)

玉一アクアリウムのみなさん、こんにちは。
今回は明石川の下流から河口の調査だったんですね。
よくレポートで報告してくれる明石川の中流とはちがう生きものたちがとれていますね。オイカワやミナミメダカはおなじみの川の魚ですが、海で生活するマゴチが入ってきたりしてます。安全第一で河口の方にはあまりいけなかったみたいだけど、それでもとくに多く見つかったのはマハゼ、ヒナハゼ、チチブといったハゼのなかまやシマイサキといった汽水域で生活する魚たちですね。
クロホシマンジュウダイもびっくりです。南の地域に広く分布している魚だけど、2年前の調査でもとれたということは、明石川の河口にも昔からいたのかな?飼育するとどんな行動をするのか、これからの観察が楽しみですね。
玉一のみなさんはいつも調査ですごい数の魚や生きものを捕まえて、レポートを見るたびにびっくりしています。今回はとれた数もすごいけど、みなさんがこれだけたくさんの魚や生きものたちを見分けられるというのが一番のおどろきでした。いつもどうやって生きものの勉強しているのですか?
それでは、つぎのレポートも楽しみにしています。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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