活動レポート

活動レポート

明石川中流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2020年09月21日

実施場所:

神戸市 明石川中流

参加メンバー&サポーター数:

3人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

明石川中流で20分間、ナーセリーで種をまいて大切に育てた明石川産のタコノアシの苗を河原に植えたあと、1時間かけて調査をして、残りの10分間でしかけのカゴ2つに駆除をしたコイの冷凍を餌にして、川のしげみに設置しました。肺呼吸の水生生物がしかけの中に入っても大丈夫なように浅い場所にしかけました。明日の朝、引き上げます。何が入っているのか楽しみです。

参加者のようす

調査では、オイカワの幼魚~成魚2130匹、ミナミメダカの幼魚~成魚28匹、ドジョウの幼魚~成魚12匹、カマツカの未成魚4匹、ゲンゴロウブナの幼魚2匹、タモロコの成魚1匹、アカミミガメの幼体1匹、ウシガエルの幼生3匹、ヌマガエルの成体2匹、アマガエルの成体1匹、ミナミヌマエビの幼体~成体5000匹以上、テナガエビの成体1匹、シオカラトンボの幼虫5匹成虫1匹、ギンヤンマの幼虫5匹、ハグロトンボの成虫2匹、ハリガネムシの成虫1匹がとれました。ゲンゴロウブナとアカミミガメとウシガエルのオタマジャクシは、ナーセリーの肥料にするために持って帰り、他はぜんぶリリースしました。今日のメンバーは、中学生とぼくの2人だけだったけど、外来種も在来種も絶滅危惧種もたくさんとれて楽しかったです。

感想・気づいたこと・考えたこと

河原に植えたタコノアシは、昔からある明石川のシンボルの植物なので、負けずにもっと増えてほしいです。調査の時に寄生虫のハリガネムシがとれました。伸びたり縮んだりすることなく動く、奇妙な動きが独特で、その生態を教えてもらって、ハリガネムシの戦略のすごさにとてもおどろきました。水生昆虫だけでなく、河原にいるカマキリやバッタなども、ぜんぶがつながって生きているんだなと思いました。

その他

報告担当:NR(小6)

玉一アクアリウムのみなさん、報告をありがとう。連休を利用したしかけ調査のようすが良くわかります。しかけた時のわくわくした気持ちや水生生物への思いやり、翌日しかけをのぞく時のドキドキ感も伝わってきました。
調査では外来生物がとても気になりますが、在来種もたくさんいましたね。生物指標(生息している生物で川の水質を判断する方法)の調査結果では、明石川中流域は生物多様性がよく、水質のきれいな川と判断できると思います。時にはpH測定やパックテストで水質調査をして、生物指標と水質調査を比較して川のきれいさも確かめてみてください。
それにしても、ハリガネムシにおどろいたり、タコノアシを育てるのをがんばったり、いきいきと活動していてすばらしいです。
玉一には、小学生から高校生までのメンバーがそろっているのも自慢(じまん)できますね^^年れいや学年、活動内容が違っていても、時々集まってそれぞれの発見の報告や意見を交換するのも面白いし役に立つと思います。これからもみなさんの楽しい活動に期待しています。(環境カウンセラーMJより)
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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