玉一アクアリウム (兵庫県)
明石川中流で20分間、ナーセリーで種をまいて大切に育てた明石川産のタコノアシの苗を河原に植えたあと、1時間かけて調査をして、残りの10分間でしかけのカゴ2つに駆除をしたコイの冷凍を餌にして、川のしげみに設置しました。肺呼吸の水生生物がしかけの中に入っても大丈夫なように浅い場所にしかけました。明日の朝、引き上げます。何が入っているのか楽しみです。
調査では、オイカワの幼魚~成魚2130匹、ミナミメダカの幼魚~成魚28匹、ドジョウの幼魚~成魚12匹、カマツカの未成魚4匹、ゲンゴロウブナの幼魚2匹、タモロコの成魚1匹、アカミミガメの幼体1匹、ウシガエルの幼生3匹、ヌマガエルの成体2匹、アマガエルの成体1匹、ミナミヌマエビの幼体~成体5000匹以上、テナガエビの成体1匹、シオカラトンボの幼虫5匹成虫1匹、ギンヤンマの幼虫5匹、ハグロトンボの成虫2匹、ハリガネムシの成虫1匹がとれました。ゲンゴロウブナとアカミミガメとウシガエルのオタマジャクシは、ナーセリーの肥料にするために持って帰り、他はぜんぶリリースしました。今日のメンバーは、中学生とぼくの2人だけだったけど、外来種も在来種も絶滅危惧種もたくさんとれて楽しかったです。
河原に植えたタコノアシは、昔からある明石川のシンボルの植物なので、負けずにもっと増えてほしいです。調査の時に寄生虫のハリガネムシがとれました。伸びたり縮んだりすることなく動く、奇妙な動きが独特で、その生態を教えてもらって、ハリガネムシの戦略のすごさにとてもおどろきました。水生昆虫だけでなく、河原にいるカマキリやバッタなども、ぜんぶがつながって生きているんだなと思いました。
報告担当:NR(小6)
玉一アクアリウム(兵庫県)
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玉一アクアリウム(兵庫県)
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