turtle (三重県)
昨日の調査で、イシガメは捕獲できなかったと思っていた。川の変わりようからももともと少なかったので、もう住めなくなったのだろうと考えた。
捕獲したクサガメのなかで1匹だけ、ひどい水カビ病のカメがいた。
カメの治療をしてから、川に戻そうと話し合った。
昨日は辺りは暗くて、カメも黒くて、クサガメだと思っていたその水カビ病のカメは、
翌日見てみると、なんとニホンイシガメだった。
「ニホンイシガメだよ!」
川にまだイシガメがいたうれしさと、ひどい水カビ病になっていて、あの川でこれからイシガメが生きていくことの難しさを感じた。
夜だったので、クサガメだと思い込んでしまったが、
明るい日差しのなかで見たら、すぐにニホンイシガメだと気づいた。
背中の甲羅はなんとかきれいにしたが、タワシでこすっても、なかなかとれない水カビ。
腹甲だけでなく、手、足、首、しっぽもひどい状態だ。
こんなにひどいの治るのかなぁ・・・
イソジンを塗って、強制日光浴をして治療することにした。
あの川にニホンイシガメがまだ生息していたことはうれしかった。
でも、甲羅干しできる場所は前から、アカミミガメだらけで、線路の下の電車の音がうるさい場所に身を潜めている状態だった。
その部分の川の工事が始まったのだから、もともと汚い水質もさらに悪化し、草場もなくなって、水カビ病になったのだろう。
川に草が戻ってくる日はあるのかな。
生き抜いていけるのかな。
turtle(三重県)
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