活動レポート

活動レポート

「ハチドリのひとしずく」感想文

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2020年04月26日

実施場所:

アクアリウムのメール 

参加メンバー&サポーター数:

14人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

以前、こどもエコクラブの玉一アクアリウムの活動レポートで、応援団の先生が送って下さったエールメッセージに「「ハチドリのひとしずく」という本があります。読んでみてください。」とあり、みんなで読んでメールで感想を分かち合いました。感想を書いたのは、小3~中2の13名です。〈小3~小5〉・私は、クリキンディがにげずにほかのどうぶつたちをまもろうとして、水を火のところに1つぶ1つぶかけて森とどうぶつたちをまもろうとしていて、ばかにされてまでいっしょうけんめいに火を1匹でけしていた。これからも玉一アクアリウムのすごさを大人たちにもひろめていきます。・森の火をクリキンディは1人で消そうとしていて、みんなを守ろうとしているのかとわかりました。・先に逃げてしまった動物もいるけど、クリキンディは水のしずくを一滴ずつ運んで、火の上に落として消火しようとしている姿が、森を守りたい気持ちがたかく、勇気があってすごいと思いました。クリキンディの行動を見て、逃げた動物は「そんなことをしてどうなるんだ」と笑っていたけど、「私にできることをしているだけ」といって作業を続けるクリキンディに感動しました。

参加者のようす

〈小5~小6〉・「ハチドリのひとしずく」を読んで僕も、出来る事は、やろうと思いました。・「ハチドリのひとしずく」を、私が読んで感じたのは、クリキンディは、森のみんなに、たとえ笑われようとも、その森のみんなを、一人でも多く救おうとして、一滴ずつでも水をかけて、少しずつ火を消していったのだと思います。私は、クリキンディが、とてもゆうかんなハチドリだと思いました。・森の生き物達は我先にと逃げたけどクリキンディだけは自分が身を捨てるようなことをしてでも自分が出来ることをしていて、その森の他の生き物や、今この世界に生きてる人たちは見習うべきだと思いました。そして、クリキンディのその行動を笑うのではなく、称えるべきだと思います。私も日頃の生活を見直して、改めていこうと思います。・自分の出来ることをやるハチドリはすごいと思います。・私は、ほかの動物はにげているのにクリキンディはにげないで、大切な森を守るため、1つぶ1つぶ水を運んで、自分でできる事をしてた。私も外来種から明石川を守るため、仲間と共に活動をしていきたいです。

感想・気づいたこと・考えたこと

〈小6~中2〉・ハチドリの一滴は森が燃えていっても他の動物はすぐに逃げていって、でもハチドリは自分たちの住処を守るために一雫ずつ落として徐々に火を消していってるのが、凄くて自分の命よりみんなのすみかを守ろうとしていたのが、すごいなぁと思いました。僕も一緒の状況になったら自分からいける人間になりたいなと思いました。外来種駆除は1人ですると駆除出来る数は限られるけど、アクアリウムのメンバーと力を合わせてすると駆除できる数はいっぱいになるので、これからもメンバーと協力して活動したいと思いました。・自分達にできることからはじめて、さいしょから諦めずこつこつすることが大切だとおもいました。そこで、アクアリウムのテーマの「明石川と共に」ができてくるとおもいました。・僕は始めの森は、燃えてしまったというところで可哀想と思って、ハチドリのなみだで消えてしまう、もとの森には戻れないという悲しみ。もとの暮らしには戻れない。・今は、コロナウイルスで外来種の駆除も何もできないけど、おさまったらハチドリのように自分ができることを精一杯やりたいと思いました。・日本はとても困難な時にあります。差別や批判、争うことは悲しいことです。今ひとりひとりが出来る事を考えます。離れていても助け合える事はあります。ひとしずくの力もみんなで力を出し合い大きな力に変えます。いつか季節の風を感じ、みんなの笑顔が戻るように。

その他

メンバーひとりひとりがハチドリに勇気を感じ胸が熱くなりました。僕たちがこれからどのように行動するべきか考える機会になりました。緊急事態宣言が発令されて2週間がたちました。たくさんの方が亡くなられていることを思うと心が苦しくなります。医療従事者の方々は今も戦って下さっています。僕が出来ることはとても小さな事だけど、みんなと力と心を合わせて乗り越えたいと思います。 報告担当:KK(中2)

玉一アクアリウムのみんな、「ハチドリのひとしずく」の感想文の報告ありがとう!エールメッセージのコメントに応えてくれる報告となり、とてもうれしく思います。こんな時期だから、なおさら双方向のやり取りが大切だと感じます。
さて、ハチドリのクリキンディの行動に、みんながそれぞれ抱いてくれた思いに感動しています。そのひとつひとつを次につなげていってほしいと、心から願います。
今日は、もう一つ言葉を送りたいと思います。私のかつての上司である故中川志郎さんが、常に我々に求めたThink Globally Act Locally 「地球規模で考えて、地域で行動しよう」という言葉です。玉一アクアリウムのみんなが明石川で行っている実践は、まさしく地域での行動です。この行動が地球規模で考えた際、どんな意味を持っているか考えていってほしいのです。そして、これは私からの希望ですが、将来はThink Globally Act Globally ができる人間に成長して、世界をリードしていってほしいと願います。
これからの報告も楽しみにしています。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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