逆川こどもエコクラブ (茨城県)
茨城セブンの森、英宏の泉の河畔林に湧き出す湧水湿地で、イモリが確認されました。
みつかったのは、アカハライモリです。
50年前まで水田だったこの地は、偕楽園公園の一部として開発される予定となったことから耕作者がいなくなりました。休耕田となって約40年、水田は湿地となり、ヨシ原となり、雑草地となり、人が入れない荒れ地になってしまいました。
2014年からはじまった里山再生。英宏の泉と名付けられ、荒れ地の間伐が行われてきました。2018年には、セブン-イレブン記念財団様による協力も得られ、茨城セブンの森として7haの荒れ地を豊かな河畔林に戻そうと、茨城・栃木のセブンイレブン店舗スタッフが作業の応援に来てくれています。
6月に予定されている、第5回セブンの森活動をスムーズに行うため、2~3月に約2haのヨシや雑草の間伐を行った結果、あちこちで水辺が出てきました。このため、何が生息しているのか、調査をかけていく下見を行っていたところ、イモリが確認されたのです。この数週間の下見で、スナヤツメ、メダカが記録されましたが、イモリもはじめてです。
半世紀前、これらの生物は、当時の農家の方と共生してきたのでしょう。その後、荒れ地となっていく中、細々と生き延びていたのだと思います。再生による日照時間の増加や水辺空間の拡大によって、これらの生物が増えていくことを期待します。
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)