逆川こどもエコクラブ (茨城県)
愛知県でイベントに参加したメンバーは、茨城県に帰る途中、静岡県静岡市の興津川へ。上流は黒川渓谷という渓流となる美しい里山に立ち寄ることになりました。逆川こどもエコクラブのメンバーにとっては、目からうろこの場所。到着すると直ぐに、網とバケツを片手に生き物調査へ出発!
水辺には、避暑を求めて来られた親子連れがみられました。
私たちは、石の下や植物の生育する流れをていねいに調べながら、人がいない更に上流を目指しました。
早速、渓流の使者であるカジカを確認。更に、琵琶湖からの移入種であるカワムツの群れに遭遇。カワムツが棲む水辺は、水質や良いことを意味しますが、この種は肉食性に富むため、元々すんでいた魚を捕食していくので、カワムツばかりしか確認できなくなりました。更に上流に向かうと、段差のある、コンクリート製の滝がみえてきました。
滝の上流で生物を調べると、カワムツはみられず、渓流を証明するアブラハヤが多数生息していることが分かりました。また、ヌマエビやスジエビもみられました。
きっと、滝の段差によってカワムツは長い間上がれずにいて、滝の上流側は、昔からの環境が維持されてきたものと考えられました。きっと、源流にはイワナやヤマメが生息していると思われます。その後は、水遊びをして楽しみました。
カワムツは、15年前、水戸の逆川にはいなかったのですが、2005年に合流する桜川の上流で、地域のイベントとしてカワムツを放流しました。。と、環境に+になる感じで新聞に報道されました。サポーターはいずれは逆川に来てしまう。と、言っていましたが、数年前からみられるようになってしまいました。これによって、オイカワやメダカ、エビ類が減少しています。「放流式」で「種」を気にすることなくにぎわいを求めたことによる代償は全国各地にありますので、気を配っていくことも大切です。
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
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