逆川こどもエコクラブ (茨城県)
ホタルネットワークmito逆川緑地でのホタル保全活動が行われました。雨の中、保全地の除草を協働で行い、夜にはホタル観賞会も開催されました。
クラブは逆川緑地でのホタル保全や桜川流域に遡上してきたサケの生態系調査、千波湖市民ビオトープづくりなど、子供達が主体となって地域の環境保全に取組む目的で2005年に保育園児6人でスタート。現在は大学生まで県内外100名を超える親子に加え、企業CSRやSDGsを推進する県内の事業所と多くの個人会員がサポーターとなって活動を推進しています。
当日は、サポーターのフジクリーン茨城さんが公園のゴミローラーへ、いばらきコープさんが組合員様とともに川の生き物学習に共催しました。
逆川緑地の借景を眺めながら健康診断ができる人間ドック新棟を今年の4月にオープンさせた隣接の県メディカルセンターの方々も参加いただきました。小雨の中、ホタル保全地の草刈りやあぜの管理を行った後、川の学習会を開催しました。学習会では、ホタルの幼虫の天敵となるアメリカザリガニを除去。この他、ヌマエビやスジエビ、ドジョウやヨシノボリといった湧水の生き物を観察しました。
メディカルセンターからクラブの子供たちへ、活動や環境学習に使用する備品類の提供目録が贈られました。サポーターからは、ホタルを守る活動は人手と機材があって進められるので有効に活用させていただきたい。と、御礼を述べました。また、中学生からは、健康診断で私たちのフィールドが一望できることは嬉しく、これからもホタルが舞う水辺の景観を維持していくように頑張っていきたいとコメントしました。目録は、去る6月12日、川島省二事務局長と高橋靖水戸市長が水戸市役所にて、メディカルセンター様より目録贈呈いただいていたものをメンバーに伝達・お披露目されました。
15年間の活動で逆川緑地に安定的なホタルが再生されてきたことから、約50年前までホタルが棲んでいた千波湖を囲む休耕田湿地帯にホタルを復活させたいと願い出た常磐大学(常磐の森)、水戸英宏中学校(英宏の泉)、水戸市公園協会(西の谷)と渡里湧水群を活かす会とホタルネットワークmitoを2014年に設立し協働で間伐・除草を展開。2016年までに逆川緑地のホタルを分配し、千波湖を囲む四方の湿地帯でホタルを復活させるに至っています。(レポート:クラブ高2)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
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