山川ファミリー (滋賀県)
滋賀県農政水産部水産課主催の夏休み親子水草と魚学習会で,漁船に乗って琵琶湖(南湖)へ出て,透明度,水温,電気伝導度,溶存酸素量を調べるとともに,湖底の泥と水草を採取し,湖の現状を学びました.
電気伝導度,溶存酸素量といった指標は子供たちには少しむずかしかったようですが,琵琶湖の南湖はかなり沖へ出ても水深が2m余りしかないこと,水温が30度近くあり,水面近くまで水草が生い茂っている状況には驚いた様子でした.また,水草の世界にも,クロモなどの在来種のほかにオオカナダモなどの外来種が増えていること,ササバモやセンニンモなど茎が丈夫で葉の長い藻が,漁船の航行に影響を与えている実態をみることができて有意義な活動となりました.
琵琶湖の南湖の湖岸には,夏になると水草が大量に流れ着き,腐敗してかなりひどい臭となっています.洪水を防ぐために湖岸をコンクリートの堤防で固め,琵琶湖の水位を下げているのはある意味でやむを得ないことですが,これらの措置は水草を食べてくれる在来魚類の減少も招いており,今後どのように琵琶湖を守っていったらよいか,難しい問題であるように感じました.
今回の行事は,1家族あたりに参加できる子供の数が制限されていたため,メンバー全員は参加できませんでした.また,別な機会を利用して,他のメンバーにも琵琶湖の現状を見てもらいたいと思います.
山川ファミリー(滋賀県)
山川ファミリー(滋賀県)
山川ファミリー(滋賀県)
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