活動内容

子供たちが通う小学校の校区のうち，自宅の近隣約 0.7 平方キロメートルの範囲について，クマゼミ，アブラゼミ，ニイニイゼミがどのような場所にどれくらいいるか調査し，分布地図を作りました．

参加者のようす

クマゼミについては，二日に分けて早朝午前６時半から８時半にかけて，アブラゼミについては，夕方５時から７時にかけて，手分けして自転車で町内を巡り，鳴声を確認して地図に数と時刻を記録しました．最後に，大きな地図に，セミの種類ごとに異なる色のシールを張り，一目でわかるようにしました．町内のすべての道路を走ってセミを探す作業は大変でしたが，最後のシール貼りは，小学校１年生のメンバーも楽しく作業ができました．

感想・気づいたこと・考えたこと

広い庭や畑のある古くからの民家だけでなく，比較的新しい１戸建ての家やマンションの敷地でも，ちょっとした木があればクマゼミが住みついていることが分かりました．それに比べて，アブラゼミは学校や神社，川沿いの並木道などに分布が集中しており，ひしめきあって生活している様子がわかりました．ニイニイゼミもアブラゼミと同じような分布ですが，調査時期が遅かったため，少数しかみつけられませんでした．

その他

今回の活動は，大津市が実施している身近な環境市民調査の一部として行いました．学区外の地域についても，７月中ごろからメンバーが色々なところへ出かけるたびに記録をとっています．８月の後半は，ツクツクボウシやミンミンゼミの記録も集める予定です．